2025年6月27日
中高生の不登校の前兆、多いのは「イライラしていることが増えた」「身体の不調を訴えることが増えた」=塾選調べ=
DeltaXが運営する塾選びサービス「塾選」は26日、実際に子どもが学校に行きたがらないという問題に直面した、中・高生の保護者100人を対象に実施した、「不登校の前兆に保護者のとる対応」に関するアンケート調査の結果をまとめ発表した。
それによると、不登校の前兆として保護者が最も多く感じたのは、「イライラしていることが増えた」と、「身体の不調を訴えることが増えた」(ともに36%)の2つだった。また、「ふさぎこんでいることが増えた」31%、「夜更かしすることが増えた」28%、「朝寝坊することが増えた」27%も、3割前後の保護者が子どもの変化として察知していた。
保護者が子どもの「学校に行きたくない」というサインに気づくきっかけは様々だが、今回の調査では、多くの保護者が子どもの「身体」や「行動」に違和感を覚えていることが分った。具体的には、①身体の不調を訴える、②朝起きられない・起きてこなくなる、③精神的な背景による行動の変化、④登校を渋る行動、⑤友人関係や学校環境での悩み、⑥学業面でのストレスや授業への抵抗、などが挙げられた。
では、子どもが「学校に行きたくない」と訴えたとき、保護者はどうすれば良いのか? 今回の調査では、実際に不登校の前兆に直面した中高生の保護者が、どのように対応し、乗り越えてきたのか、その実態と具体的な方法を聞いた。
それによると、子どもが学校に行きたがらない状況に直面した際、82%の保護者が子どもと直接話し合いをしていることが分かった。多くの保護者が、子どもの気持ちに寄り添い、コミュニケーションを通じて問題の解決を図ろうとしている姿勢が見て取れる。
学校に行きたがらない子どもと保護者のあいだで行われた具体的な話し合いの内容や状況については、まず、「なぜ行きたくないのか」理由を丁寧に聞くことだった。子どもが学校に行きたくないと感じる背景には、様々な理由が隠されており、保護者の多くは、まずその根本的な原因を理解しようと、時間をかけて子どもの話に耳を傾けていた。
話し合いの中で見えてきた具体的な課題に対して、保護者と子どもが一緒に解決策を模索する姿勢も多く見られた。学校への相談、生活習慣の改善、あるいは将来の選択肢の検討など、状況に応じた柔軟な対応がなされていた。すぐに解決策が見つからなくても、これからのことを考えた上で、時には休むことを許容し、子どもの心理的な負担を軽減しようと努める保護者もいた。
また、子どもが学校に行きたがらない状況に直面した保護者のうち、インターネットで情報収集をしている割合は66.7%で、多くの保護者が、対応策を探すためにWEBサイトやSNSを活用していることが分かった。
一方で、子どもが「学校に行きたくない」と訴える問題に対し、保護者の57.0%が「学校に相談した経験がある」と回答。半数以上の保護者が、学校を問題解決のための重要な窓口と考えていることが伺える。
だが、学校以外にも、子どもが学校に行きたがらない問題について外部支援先に相談した保護者は21.0%にとどまった。多くの保護者が、学校を主要な相談先と考えている一方で、外部機関の利用はまだ少数派であることが分かる。
今回の調査では、8割近くの子どもが「学校に行き渋らなくなり、学校へ行くようになった」という良い変化が見られる一方で、学校を休む日が増えてしまう子どもも少なくないことが明らかになった。初期の対応が、その後の子どもの状況を大きく左右する可能性があると言える。
子どもが登校を渋らずに学校へ行けるようになったケースでは、保護者の受容的な態度や、学校・友人からのサポートが大きな影響を与えていたことが分かった。また、アンケートでは、無理に登校を強要せず、子どもの気持ちに寄り添い、安心感を与えることが、子どもが再び学校に向かうきっかけになるという意見が多く見られた。
一方で、学校の教師や友人からの理解と協力が得られたことで、子どもの抱えていた問題が解消され、登校への抵抗が薄れたケースも多く見られた。
この調査は、中学生または高校生の子どもを持つ保護者を対象に、今年5月にインターネットで実施した。有効回答数は100人。
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