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2024年11月12日

保護者の76%が「子どもの大学受験の情報」を収集=塾選調べ=

DeltaXが運営する塾選びサービス「塾選」は11日、2021~2024年に大学受験をした子どもをもつ保護者95人と、高校生の子どもをもつ保護者100人を対象に実施した、「大学受験の情報収集」に関する調査の結果をまとめ発表した。


それによると、2021~2024年に子どもの大学受験を経験した保護者に「子どもが大学受験をする際に情報収集はしたか」と尋ねたところ、76%の保護者が大学受験に向けて「積極的に情報収集を行っていた」ことが判明。多くの保護者が、子どもの大学受験について一緒に情報収集し、サポートをしていることが分かった。


保護者の受験への関与度が、子どもの大学合格にどう影響しているかを調べたところ、「情報収集をした」と答えた保護者の子どもの方が、情報収集をしなかった保護者の子どもより約12%多く第1志望の大学に合格していることが分かった。

第1志望校合格を果たせなかった子どもの保護者に、大学受験について後悔していることや反省点を尋ねたところ、「準備不足」「情報収集のタイミングの遅れ」という声が多くあがっており、保護者の情報収集力が大学受験の合否に影響を与える可能性があることを示唆している。


また、大学受験を終えた全員に「志望校を決めた時期」を聞いたところ、最も多かったのは「高3の春」だったが、第1志望校に合格した人に志望校を決めた時期を尋ねたところ、最も多かったのは「高3の夏」で、次いで「高3の春」、「高2の夏」の順だった。

理由として考えられるのは、春から夏にかけて受ける模試の結果から「合格の可能性が高い大学」を現実的に選定しやすくなるのが「高3の夏」ということ。

「高3の夏」に次いで「高3の春」「高2の夏」という回答が多かったことからも、まず高3の春もしくは高2の夏に志望校を決めたあと、模試などの結果から高3の夏に「合格の可能性が高く、かつ自分が行きたい大学」に志望校を再設定していることが考えられる。

行きたい大学についての情報収集の時間を考えても、志望校は「高2の夏」、遅くても「高3の夏」には決めておくと安心だ。

ここまでは大学受験を終えた保護者に対するアンケートだが、ここからは今まさに大学受験を控えている保護者に実施したアンケートの結果をみることにする。


それによると、大学受験を控えている保護者の多くが「どこから情報を集めれば良いか分からない」と、情報収集に関する不安を抱えていることが判明。具体的には、学部や学科の内容、大学の雰囲気の調べ方が分からず、情報の入手方法や信頼できる情報源について悩んでいるようだ。


保護者が「特に重視している情報」を詳しく聞いたところ、「興味のある学部や学科の情報」51%が最も多く、次に「学費」48%、「入試日程などの入試情報」42%。保護者の多くが、子どもの進路選びで将来の学びや費用の準備を重要視しているのが伺える。

「大学の特徴や取り組み」41%や、「オープンキャンパスの日程」39%も多くの保護者が注目しており、実際に大学の雰囲気を知るための機会を積極的に活用している。


また、現役高校生の保護者100人に「総合型選抜入試」について聞いたところ、「名前は知っているが詳しい内容は知らない」との回答が44%で最も多かったが、「名前も詳しい内容も知っている」保護者も30%いた。


保護者が「大学受験の情報収集で最も頼りにしている」ものを聞いたところ、「大学の公式ホームページ」80%と、「大学の公式パンフレット」49%が多かった。まずは公式から出ている情報を確認し、足りない部分について各々深掘りしていくというスタイルが多い。

「大学検索情報サイト」や「インターネット上の口コミ」も広く利用されており、様々なツールを駆使して情報収集が行われている。

このアンケート調査は、2021~2024年に大学受験をした子どもをもつ全国の保護者を対象に、10月にインターネットで実施した。有効回答数は95人。また、高校生の子どもをもつ保護者を対象に、10月にインターネットで実施した調査の有効回答数は100人。

調査結果の詳細

関連URL

「塾選」

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