2025年7月4日
埼玉工業大学、深谷市コミュニティバスで全線37kmの自動運転バスを実現
埼玉工業大学は2日、深谷観光バスと、深谷市が4月から運行する深谷市コミュニティバス「くるリン」において、新たに導入した自動運転バスが、路線全区間の合計37kmでの自動運転(レベル2)運行を実現したことを発表した。
これは一般公道を営業運行する自動運転バスとしては、国内最長レベルの長距離となる。また、同自動運転バスは、将来的に「自動運転レベル4」の実現を目指して開発を進めている。
深谷市は「くるリン」の運行再編にともない、「地域の足」としての利便性向上を図るとともに、渋沢栄一翁の生誕地周辺を周遊するコースを運行することで、新紙幣発行による深谷市を訪れる観光客へ対応している。「北部シャトル便+周遊便」ルートには、自動運転バスの運行を4月12日から開始し、県内初となる定時定路線における自動運転バスも運行している。
自動運転バスは、JR深谷駅北口を起終点とした全長約37kmのコースで、当初実施日や走行区間を限定して運行を開始し、段階的に自動運転区間を増やして全線での自動運転走行を実現した。
この車両は、埼玉工業大学が新たに構築した最新の自動運転バス(全長:9m)で、深谷自動運転実装コンソーシアムの協力により実現している。
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