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2025年8月8日
OneTerrace、国際学生管理システム「WSDB」に「参照枠評価」機能を搭載
OneTerraceは7日、5万人以上の外国籍留学生を管理する、同社の国際学生管理システム「WSDB」に、日本語能力の参照枠に合わせた「参照枠評価」機能を搭載したと発表した。
同機能は、参照枠評価に特化することで、グラフ付きの分かりやすい証明書を発行することができる。日本語能力の参照枠では、表現しきれない「漢字」などの技能については、「成績証明書」の科目として評価することで補完できる。
学習者は、18歳~22歳が多く、こうしたスマホ世代に合わせたフィードバック方法を採用し、自身の学習状況を把握しやすい環境を整え、学生募集のツールの1つとしても利用できる。
また、日本語能力の参照枠の能力記述文は、文科省がいくつかの資料で示しているものがあるが、WSDBは資料の能力記述文をデフォルトで設定しており、そのまま使うことができる。教育機関ごとに文言を変更したい場合は、学校オリジナルのものに置き換えて利用することもできる。
WSDBは、2018年から販売を開始し、約190校、およそ5万人の留学生が利用する教育機関向け学生管理システム。専門学校本科・別科・大学留学生別科・日本語教育機関に通う学生の入学から卒業までを一括管理し、教職員用Webシステムと、学生用WSDBポートフォリオ(スマホアプリ)を利用することで、教育機関の効率化と学生の学習環境をサポートする。
「参照枠評価」機能の概要
①「参照枠全体尺度マスタ」:学校が参照枠レベルごとに能力記述文、能力記述文(英語)を設定し、証明書の裏面に表示できる
②「参照枠技能別マスタ」:技能別に、参照枠レベルごとに能力記述文、能力記述文(英語)の設定ができるほか、CERF補遺版で加わった詳細レベルを学校として利用するかどうかを技能ごとに設定できる。入力した内容は、学習者がスマホで確認できる
③「参照枠評価登録(学生への評価)」:学生には複数回の評価ができ、成績評価と異なる機能にすることで、入学直後に学校が確認したレベルを入力できる。技能ごとの評価と、学生へのフィードバックコメントおよび、総評の入力が可能
④「日本語熟達度証明書」:参照枠評価登録で登録した評価を証明書として発行できる
⑤「日本語能力情報(学生用スマホアプリ)」:学習者は、WSDBスマホアプリを利用して、日本能力情報を確認できる。視覚的なグラフ、複数回の評価、教師からのコメント、能力記述文も確認できる
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