2025年9月3日
「1万人の睡眠実態調査」子ども(小学生~高校生)の睡眠不足が顕著に=西川調べ=
西川は日本睡眠科学研究所監修のもと、1万人の睡眠実態を追った「nishikawa睡眠白書2025」を、3日の「秋の睡眠の日」にホームページで公開する。
同白書は2018年から毎年発表し今年で8年目となるもので、子ども(小学生・中学生・高校生)、成人、高齢者のライフステージごとや、都道府県別、勤務形態別などで睡眠実態を掘り下げ、また、平日の睡眠負債と休日の寝だめから生じる「ソーシャルジェットラグ(社会的時差ボケ)」にフォーカスした調査も実施した。



調査は7月4日・5日に、全国の18歳~79歳の男女を対象に行われ、基本調査1万人のうち、性別年代別人口構成比に合わせて3000人を本調査対象とした。それによると、若年層(10~20代)のソーシャルジェットラグが顕著に大きく、体内時計の乱れが懸念される結果となった。就学児では学年が上がるほどその傾向が増大し、高校生では2時間のズレが見られた。


厚生労働省「健康づくりの睡眠ガイド2023」が推奨する適切な睡眠時間の目安と比較すると、小学生~高校生は平日で8割以上、休日も高い割合で適正な睡眠時間がとれていないことが明らかとなった。


都道府県別睡眠時間ランキングでは、平日のトップは「岩手県」7時間40分、最下位は「福井県」6時間35分。休日のトップは「熊本県」8時間11分、最下位は「高知県」7時間9分となった。


実際に使って効果のあった睡眠改善アイテムの1位は「枕」、「機能性ドリンク」も上位にランクインした。今後購入・取り入れたいアイテムは「オーダーメイド枕」が1位となり、「リカバリーパジャマ」にも期待が寄せられた。


勤務形態別の比較では、「フレックスタイム制」の人の睡眠の質、満足度が最下位となり、時間管理の自由度の高さが生活リズムの乱れを招く可能性が見られ、ソーシャルジェットラグも2時間のズレと一番大きくなった。睡眠不足による仕事のミスTOP5は、やるべきことを忘れる、入力ミスや書き間違い、作業や操作ミス、仕事中の居眠り、聞き間違いだった。
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