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2025年9月17日

生成AIの回答、高校生の6割以上が「自分なりの解釈で情報を整えて使う」=リクルート調べ=

リクルートは16日、全国の高校生男女688人を対象に実施した、「生成AIに関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、高校生に、学校や学習観点での生成AIの使用シーンを聞いたところ、最も多かったのは「総合的な探究の時間などの調べ学習」58.1%で、以下、「課題の自己採点や添削」42.2%、「生成AIを活用した教材やテスト問題の活用」26.1%と続いた。高校生は、リサーチや、自習のシーンで時短につながるような使い方をしているようだ。

また、生成AIに質問をした時に返ってくる回答の扱いについては、「自分なりの解釈で情報を整えて使う」が60.8%で最も多く、次が「自分で検索をして得た情報と比較してから使う」24.3%で、「そのまま使う」と回答したのは13.7%にとどまった。高校生は、学校で学ぶ生成AIとの付き合い方を理解した上で、良い距離感でうまく活用しているように感じられる。

「生成AIを使いこなす力は、将来どんな場面で役立つと思うか?」と尋ねたところ、上位は、「効率的な情報収集や整理」44.9%のほか、「違う視点を持つためのヒントを得るために使う」12.1%、また「資料の中での表現力を高めるために使う」11.6%といった、仕事での補助ツールのような活用方法をイメージしていた。

一方で、「生成AIを使えることで就職や進学に有利になると思う」のように、生成AIを使えること自体が強みという考え方は少数だった。

また、今回のアンケートの中で、「生成AIを使ったことがあるか?」と尋ねたところ、83.1%もの高校生が「はい(現在も使っている)」と回答した。

「生成AIが進化した未来で、自分の将来の夢はどう変わると思うか?」と聞いたところ、「生成AIによって、夢がもっと実現しやすくなる」24.3%、「生成AIと協力することで、夢の内容がより高度になる」20.3%との回答が上位に入っており、生成AIを自らの可能性を広げるための協力者として捉えているようだ。

一方で、「生成AIにできないことを目指すようになる」15.6%も3位にランクインしており、自身のキャリアを主体的に描こうとするたくましさのある高校生もいた。

さらに、「この先、生成AIが進化した時に、最も大切にしたいもの・ことは何か?」との質問には、「人とのつながりやコミュニケーション」29.9%、「自分で考える力や創造力」17.6%、「感情や思いやりなど、人間らしさ」10.6%が上位を占めた。

この調査は、全国の高校生男女(「スタディサプリ進路」の高校生エディター/公式LINE登録者)を対象に、7月21~23日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は688人(男子256人、女子422人、回答しない10人)。

調査結果の詳細

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