2025年10月23日
小学校の運動会で活躍した人は、社会人になっても4人に3人が高いエフィカシー(自己効力感)をキープ=ミズカラ調べ=
ミズカラは22日、全国の25~59歳の働く男女500人を対象に実施した、「運動会の活躍度合いと現在のエフィカシーの相関」に関する意識・実態調査の結果をまとめ発表した。

それによると、「小学校高学年時の運動会の活躍度合い」が、その後の青春まっ只中である「高校時代の人気度」にどう影響するのかを調べたところ、小学校の運動会で活躍すればするほど、高校のスクールカースト(人気度)でも上位になるという傾向が明確に確認できた。小学校時のモテ基準=運動が得意という条件を満たしていれば、その後の高校生活でもその影響は引き継がれる傾向が確認できた。

また、小学校から中学、高校を経て社会人になった人たちは、過去のどの要素から最も影響を受けるのかを調べたところ、小学校時代は学業成績よりも運動会での活躍度合いの方がエフィカシーの押し上げ効果は高く、その影響度は高校時代のスクールカーストと同等ということが分かった。
冒頭の調査結果と合わせて考えると、小学校の運動会でスターになった生徒はそのまま高校でも「イケてる集団」に所属し、4人に3人がその自信を保ったまま大人になるということがいえそうだ。逆にそうではない人は、今のまま何もしなければ大人になっても何も変わらない可能性が高い。

では、高校時代に「イケてる集団」に属していた=高エフィカシー層は、その後社会に出たら実際に活躍するのだろうか?—そこで、現在の会社における役職の相関を分析したところ、会社で経営者や役員になっている人は、高校時代のスクールカーストも高く「高校のスクールカーストが実社会の縮図」になっているともいえそうだ。
かけっこで英雄になったその自信や成功体験は、エフィカシーとなって自分の内に温存され、以降の様々な機会でも積極的に参加して活躍し、やがて自信は確信に昇華していく。いわば「足で稼いだエフィカシー」を元手に、人生を通して運用していくのが現代の成功モデルで、ここには複利効果も働くのかもしれない。
だが、大事なのは、エフィカシーは足が遅くとも獲得できるということ。全員参加の運動会でスターになるから「俊足⇒出世」が絶対数として多いだけで、足が遅かった人は自分なりのエフィカシーの源泉を掘り当て、それを元手にポジティブループを回せばいい。「うさぎとかめ」のように、俊足のはずみで出世している人を抜き去るのは、毎日のコツコツした積み重ねができる人である。
この調査は、全国の25~59歳の男女・有職者を対象に、9月24・25日にインターネットで実施した。有効回答数は500人。
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