2025年11月28日
塾や個別指導の困りごと、保護者の多くが「講師の質」や「高い料金」を指摘 =NEXER調べ=
NEXERは27日、「“徹底比較”東京の医学部予備校おすすめ7選!運営事務局」と共同で、子どもがいる全国の男女500人を対象に実施した、「塾や個別指導の困りごとについてのアンケート調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「子どもを塾や予備校へ通わせたことはあるか」を聞いたところ、6割以上の保護者が「通わせたことがある」と回答。とくに、「過去に通わせていた」が53.4%と半数を超えており、多くの家庭で塾が一般的な選択肢になっていることが伺える。
その一方で、38.2%は「通わせたことはない」と回答しており、子どもの教育方法が多様化している現代で、塾が学習の1つの大きな柱でありながら、家庭学習やその他の方法を選ぶ家庭も少なくない現状を示す結果となった。
次に、「子どもが受講したことがある授業形態」を尋ねたところ、最も多く利用されていたのは「集団授業」で78.0%と圧倒的だった。多くの保護者が、子どもに集団で学ぶスタイルを1度は経験させていることが分かる。
一方で、「個別指導」も35.6%と3割以上利用されており、子どもの個性や学習進度に合わせて、よりきめ細かな指導を求めている家庭も少なくない。「映像授業」は2.3%と利用経験が少なく、学習形態の主流ではないことが明らかになった。多くの家庭が、対面での指導を重視しているようだ。
それぞれの授業形態で「困ったこと」を聞いたところ、集団授業で最も多かったのは「講師によって差がある」24.5%で、以下、「人数が多くて集中できない」12.4%、「授業の進度が合わない」9.5%、「質問しずらい」9.1%などが続いた。
一方、個別指導で困ったことは、「料金が高い」34.5%が最も多く、以下、「講師によって教え方にバラつきがある」23.6%、「講師と相性が合わない」16.4%などが続いたが、「特に困ったことはない」と回答した保護者が40.9%もいた。
また、映像授業で困ったことは、「学習のペース管理が難しい」28.6%が1位で、以下、「集中力が続かない」「質問できない」「サボってしまうことがある」がそれぞれ14.3%で続いたが、「特に困ったことはない」と回答した保護者が4割以上(42.9%)いた。
最後に、「今の塾に改善してほしいこと」を自由回答で聞いたところ、「個々の進捗確認と指導」(40代・男性)、「講師の指導力を安定させて欲しい」(50代・男性)、「料金の是正をぜひともお願いしたい」(50代・男性)、「集団でも、一人ひとりのことを見たり聞いたりする余裕をもってもらいたい」(50代・女性)などの声が寄せられた。
保護者が塾に改善を求めているのは、「個々の生徒への対応」と「料金・時間管理」の2点に集約されることが分かった。集団授業でも、生徒一人ひとりの進捗を把握し、個別の指導や講師の質の高さと見合った料金を望んでいるようだ。
この調査は、子どもがいる全国の男女を対象に、9月8~18日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は500人。
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