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2025年12月17日

LINK&M、中学生高校生の「学習意識・進路観」など傾向に関する調査結果を公開

リンクアンドモチベーションの研究機関「モチベーションエンジニアリング研究所」は15日、中学生・高校生の学年別の学習意識や進路観などの違いを把握することを目的とした「中学生高校生の傾向」に関する調査結果を公開した。

2016年1月から2025年10月に同社グループが提供するアセスメント「BRIDGE」を受検した中学1年生〜高校3年生ののべ約2500名のデータを、学年ごとに集計・整理して分析した。

結果として、中高生ともに「右脳的な発想力」が最も高く、「左脳的な計画力」が最も低い傾向が見られた。また外向的な力が高い一方、内向的な力が低い傾向があり、動き出す力はあるが自分を律してやり抜く力が相対的に弱い可能性が示唆された。

中学生では、中学3年生が中学1年生に比べて対課題力(試行力・変革力・機動力・発想力)や対自分力(忍耐力・持続力)が低い一方、傾聴力・受容力・協調力など「伴走型の対人力」は高い傾向があったという。

高校生では、高校3年生が高校1年生に比べ、対課題力・対自分力・対人力が高い傾向で、学習を継続する自制心や必要な場面で決断する力に加え、周囲の話を聞きつつ自分の考えを相手に理解・納得させる力が高い傾向が見られた。さらに高校3年生は、ロジカルに幅広く意味を探る指向(WIDE・WHY)が高く、テクニックよりも背景や本質理解を重視する姿勢が強いとしている。

同研究所は、発想力や対人面の強みが「周囲と足並みをそろえようとする傾向」により十分に発揮されず、推進力や意味探求の低下につながる点を課題として挙げた。家庭や学校などが役割分担しながら、主体的な言動を一度受け止める関わりや、学びの目的を言語化する時間の確保、計画と振り返りの促進など、強みを基点にした支援の重要性を示している。

調査結果詳細

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