2026年5月20日
大学生、データサイエンティストの認知・就職意向は横ばいだが、生成AI利用は67%まで拡大=データサイエンティスト協会調べ=
データサイエンティスト協会は19日、全国の大学生・大学院生600人を対象に実施した、「大学生向けのデータサイエンティストに関する調査」の結果をまとめ発表した。
同調査は、大学生・大学院生がデータサイエンティスト(DS)という職種に対して、どれぐらい認知し、どのようなイメージを持っているか、また生成AIが大学生にどのくらい浸透しているかを調べたもので、調査は所属学部に関係なく、一般の学生を対象に行い、2020年から継続して今回で6回目。

それによると、DSの認知度は上昇傾向が続いていたが、ここ3年ほどで60%程度と横ばいの状況に変化。

認知度だけではなく、就職意向も25%程度で横ばい傾向となり、これまで意向の高かった理系・修士課程学生が減少トレンドに転じた。


DSへの就職を希望する理由をみると、理系文系で異なり、理系は「能力・専門性」「先輩が活躍」、文系は「おもしろそう」「先生や親の勧め」が挙げられた。「人の役にたつ」「グローバル」といったイメージを持つ学生の就職意向が高く、また、理系学生では「実力主義」「収入が多い」というイメージを持つ学生の就職意向が高い。学生に対してDSをアピールすべきポイントが異なるのが分かる。

データサイエンス基礎講義を受講する学生は微増傾向にあり、またデータサイエンス関連科目を学んでいる学生での就職意向が高いことが分かった。DSの業務内容については、機械学習、生成AIの活用だけではなく、「改善策の提案」などへの理解も深まると就職意向も高まる。

また、生成AIの利用率は年々上昇し、2023年29%→2024年47%→2025年67%までに拡大。理系、文系ともに利用は拡大しており、大学1・2年生でも利用している割合は高いが、学業利用が79%と、プライベート利用の59%を上回っている。

学業利用の用途としては「論文や教科書の要約」「レポートや論文の作成」が中心で、また「エントリーシートの作成」など就職活動での利用も拡大傾向にある。一方、プライベートでは「日常生活における会話」「趣味や関心事を調べる」「検索エンジンの代わり」などでの利用が多かった。
この調査は、日本国内(全国)の大学生・大学院生を対象に、2025年12月4~9日にかけてインターネットで実施した。有効回答数は600人(男性・女性各300人)。
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