2026年8月3日
教員の約7割が生徒の「プロンプト設計力」による学びの深まりを実感 =アルサーガパートナーズ調べ=
アルサーガパートナーズは7月30日、全国の教育業界で働く教職員328名を対象に実施した、教育現場における生成AIの現状と組織課題に関する調査結果を公開した。
それによると、生徒の生成AIの利用許可と利用状況について尋ねたところ、学校側から公式に利用が「許可されている」という回答は53.7%と過半数を占めた。さらに、これらの利用が許可されている学校のうち、実際に生成AIを活用している生徒は約7割(69.8%)に達した。
「プロンプトが上手な生徒ほど、学びが深まったり、新しい気づきを得たりしていると感じますか?」という設問に対しては、「非常にそう思う(15.4%)」「ややそう思う(56.9%)」と回答した教員は合計約7割(72.3%)にのぼった。
生成AIの活用が進む中で、生徒の学力や提出物の「質の格差」について尋ねたとろ、「大きく広がったと感じる(13.0%)」「やや広がったと感じる(38.2%)」を合わせ、過半数(51.2%)の教員が「格差が広がった」と回答した。
AI活用による学びの恩恵がみえる一方で、現場の教員が生徒の学力や提出物の「質の格差拡大」を認識している実態が明らかになった。
生成AI導入により、教員が「最も時間が取られている」と回答した業務は、「AIの使い方や指導法を自習・研究する時間」であり、その割合は3割強(35.1%)にのぼった。
次いで、「提出物がAIの丸写しでないかチェックする作業(32.4%)」「AIの回答が正しいか確認する作業(ファクトチェック)(32.4%)」「生徒がAIで簡単に解けないように課題を作る作業(23.0%)」など、「生成AIの活用に伴う確認や対応」に時間を取られている実態が明らかになった。
「今後、教員の業務や生徒の学習など、教育現場における生成AI活用はどうあるべきだと思いますか?」の設問に対しては、「あくまで補助的なツールとして、限定的に利用すべき(33.8%)」、「課題を解決しながら、慎重に導入を進めるべき(32.6%)」が上位を占めた。これに「教育現場には導入すべきではない(5.2%)」を加えると、生成AIの活用に慎重な姿勢を示す教員は7割超え(71.6%)となり、「積極的に導入するべき(20.4%)」と考える層を大きく上回っている。
しかし、見方を変えれば「導入すべきではない」と回答した教員は5.2%にとどまっており、9割以上の教員が生成AIの活用そのものには肯定的であることがわかる。
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