2026年9月2日
グッドニュース、職業教育プラットフォーム「Careermap」が「2026年7月 採用活動の実態調査」を実施
グッドニュースは8月31日、専門学生・専門学校・企業をつなぐ職業教育プラットフォーム「Careermap(キャリアマップ)」を利用して新卒採用を行う全国2216社の人事・採用責任者を対象に実施した、2027年卒・2028年卒の採用動向調査の結果を発表した。
それによると、2027年卒の採用目標人数に対する充足率について、「100%達成」と回答した企業は9.7%。一方、「0~19%程度」と回答した企業は52.3%と半数を超えている。
前年同時期の2025年7月調査では、2026年卒採用において「0~19%程度」が55.1%だった。今回の52.3%は2.8ポイント改善しているが、依然として半数以上の企業が採用目標に対する充足率2割未満にとどまっている。
特に少人数採用ではその傾向が顕著で、採用目標人数が「1~2名」の企業では74.7%が「0~19%程度」と回答した。
充足率が計画を下回った理由では、「応募者が予定より少なかった」が1326件と突出して最多。前年調査でも「応募者が予定より少なかった」が74.7%で最大の障壁となっており、採用環境には若干の改善が見られるものの、「十分な応募者と出会えていない」という根本的な課題は続いている。また、採用活動全般で課題となっている採用プロセスについても、「本選考への応募が少ない」が1298件で最多、「説明会への参加が少ない」が986件と続いた。
2028年3月卒業予定者については、95.8%の企業が「採用予定あり」と回答した。
前年同時期の調査でも、2027年卒の採用予定ありは95.7%だった。採用難が続くなかでも、2年連続で95%を超える企業が次年度の新卒採用を継続しており、新卒採用ニーズが高い状態が続いていることが分かる。
採用目標人数では「1~2名」が38.9%で最多、次いで「3~4名」が20.9%、「5~9名」が15.7%となっている。
次年度卒向け企業実習の実施率は、前年調査の2027年卒向け62.2%から、今回の2028年卒向け67.5%へ5.3ポイント上昇した。
さらに、2028年卒向けでは「通年で実施している」が40.6%と最多。前年調査でも通年化の傾向は見られていたが、今回の調査では4割まで拡大した。
採用活動が始まってから学生を集めるのではなく、企業実習や職場見学などを通じて、より早い段階から継続的に学生との接点をつくる方向へ、企業の採用活動が変化していることがうかがえる。
実施内容では、「職場・現場見学」が1271件、「実際の仕事内容の体験」が894件などが上位となっている。
学生との接点を増やす動きに加え、待遇面から人材を確保しようとする企業も引き続き見られる。
2027年卒では54.1%の企業が初任給を引き上げた一方、2028年卒で引き上げを予定する企業は42.0%となり、「据え置き」が57.8%と約6割を占めた。
2028年卒で初任給を引き上げる理由では「人材を確保するため」が651件で最多となる一方、据え置く理由では「現在の水準でも十分採用できるため」が579件で最多。
人材確保を目的とした賃上げの動きは続いているものの、これまでの初任給引き上げによって一定の給与水準に達した企業では、さらなる引き上げではなく現状維持を選択する動きも見られ、企業間で対応が分かれ始めているとも捉えらる結果となった。
Careermap利用企業に専門学生の採用意向を尋ねたところ、「積極的に専門学生を採用したい」「初めて専門学生の採用に取り組もうと考えている」「できれば専門学生を採用したい」を合わせて77.4%となった。
前年調査では79.6%であり、専門学生採用への意向は8割前後の高い水準を維持している。
同調査はCareermap利用企業を対象としているため、ここでは採用意向の割合そのものより、企業が専門学生のどのような点を評価しているのかに着目する。
1位 専門知識を身につけている 1354件
2位 実践で使えるスキルを持っている 1100件
3位 専門職を自ら選んだ覚悟の強さ 049件
専門知識や技術だけではなく、「仕事への学習を続けていく習慣」「学校で受けた教育への信頼」「職場に馴染むのが早い」といった項目も挙げられており、企業は専門学生を、単に専門的な知識を持つ人材としてだけでなく、自身の進む職業を理解し、実務へ適応していく人材として評価していることがうかがえる。
前年2025年7月調査では、大学生の内定辞退率の全体平均42.5%に対し、専門学生は18.6%と半分以下だった。
今回の調査では集計方法が従業員規模別となっているが、大学生が24.0~45.4%だったのに対し、専門学生は14.3~20.2%となり、すべての従業員規模で専門学生の内定辞退率が大学生を下回った。
単年度の特徴ではなく、前年調査に続き同様の傾向が確認されたことから、Careermapでは今後も専門学生の就職活動や企業側の採用状況について継続的に定点観測してく。
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