2019年10月25日
ファンタムスティック、特別支援学級にアプリ導入で学習効率が最大2.6倍に
ファンタムスティックは24日、千葉県市川市立新浜小学校特別支援学級と共同で今年7月にスタートした「ゲームinスクール」の取り組みにおいて比較テストを検証した結果を発表した。
「ゲームinスクール」は、同社のゲーム式学習アプリ「プレイスタディゴー!」を授業に導入するプロジェクト。その第1弾として、新浜小学校特別支援学級では、1人1台のiPadと「算数忍者」「国語海賊」をはじめとするプレイスタディゴー!シリーズを使った学習が導入された。
実証研究では、「ゲームinスクール」導入前と導入後2週間おきに同じペーパーテストを行い、計3回の実態調査を実施し結果を分析した。それによると、漢字テスト回答数が最大2.7倍に、計算テスト回答率が最大1.8倍にアップした。導入前は紙と鉛筆でドリル学習を行っており、問題を解く際に「間違えて消しゴムで消す」「消した後に書き直す」「消すうちに紙がグシャグシャになる」などの理由で、集中できない、やる気がなくなってしまうといった問題があったが、iPad学習の場合はタッチするだけなのでそうした問題がなくなり、集中してドリルに向かうことができたものと考えられる。
また正答数の比較においても、漢字テスト正答率が最大1.4倍に、計算テスト回答率が最大2.6倍にと大きく伸びる結果となったことから、総合的に学習効率が上がったと捉えられるとしている。さらに「ゲームinスクール」導入後は、iPad学習により楽しみながらドリル学習に取り組む姿が見受けられ、「書く」ことに対する意欲も以前より高まり、字形を意識できるようになったという。
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