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2020年2月17日

Webアンチウイルス検知のマルウェアの種類は13.7%増 =カスペルスキー調べ=

カスペルスキーは14日、「Kaspersky Security Bulletin:数字で振り返る2019年のサイバー脅威」を公開した。

カスペルスキーは、2019年の主要なサイバー脅威の数字についてまとめた年次レポートを発行し、カスペルスキー製品のWebアンチウイルスコンポーネントが検知したマルウェアについての調査結果を明らかにした。

それによると、悪意あるオブジェクトのユニーク数は2018年と比較して13.7%増えた。これは、主にWebスキミング(フォームジャッキング)用のファイルが187%増加したことが影響している。Webスキミングでは、攻撃者がオンラインストアなどのECサイトに不正スクリプトを埋め込み、ユーザーのクレジットカード情報などを窃取する。

また、バックドアやバンキング型トロイの木馬などが増加する一方で、Webマイナーは半数以下に減少した。こうした傾向から、Webサイトの悪用を試みる攻撃者が、より高い効果を得ようと攻撃対象を絞る手段を模索するなかで、利用する脅威の種類に変化が見て取れるとしている。

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