2013年9月30日
東芝/被写体までの距離情報を出力するカメラモジュールを2014年に発売
東芝は26日、スマートフォンやタブレットPC向けに、1/4インチ500万画素のCMOSイメージセンサを2個搭載し、被写体との距離を撮影と同時に計測、出力できるカメラモジュール「TCM9518MD」を製品化し、2014年1月にサンプル出荷、4月に量産を開始すると発表した。
2つのカメラで計測した被写体までの距離情報を画像に付与することで、撮影後でもピント合わせやぼかしなどの加工・編集を可能としたカメラモジュールは、業界で初だという。
新製品は2個のカメラと東芝独自開発の画像処理LSIを使い、撮影と同時に撮影範囲に含まれる被写体までの距離を計測・出力できるので、被写体との距離情報に基づいて、撮影後に任意の被写体を選んでピント合わせ(リフォーカス)したり、任意の被写体のピントをぼかす・消すなどの加工・編集も可能で、組み合わせるアプリケーションによってさまざまな新しい機能を実現できる。
また、本製品に搭載している画像処理LSIにより、500万画素カメラ2個で撮影した画素情報を用い、現在多くのスマートフォンに搭載されているカメラモジュールと同等の1300万画素出力を実現。
これにより1300万画素カメラモジュール1個よりも厚みが薄くなり、搭載機器を薄型化できる。
サンプル価格は5000円。
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問い合わせ先
東芝 セミコンダクター&ストレージ社 イメージセンサ営業推進部 イメージセンサ営業推進第一担当
電 話:03-3457-3370
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