2020年5月21日
大学教授3人、運動を点数や音楽表現に変換し楽しく継続できるアプリを開発
立命館大学理工学部の岡田志麻准教授、順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科の町田修一教授、東京藝術大学COI拠点の小川類特任准教授の3人は20日、共同で開発した運動・トレーニングを点数や音楽表現に変換するウェブアプリ「Biosignal Art」を、各大学COI拠点のホームページで発表した。
このアプリは、パソコンの内蔵カメラや外付けカメラで全身を映し、アプリからの指示に従って、運動・トレーニングを実施する。
その後、画像内の関節位置情報から姿勢推定を実施することで、運動・トレーニング動作をいくつかのポイントに従って、点数に変換する仕組みになっている。
運動・トレーニングを行った結果は、点数だけでなく音楽表現にも変換。この音楽表現と運動・トレーニング映像を合わせた動画をダウンロードして、結果を確認して楽しめる。
今回のバージョンで実施できる運動・トレーニングはスクワットだけだが、今後は運動・トレーニングや音楽のバリエーションを増やすほか、ダンスなどの多彩な身体表現も取り入れながら、楽しく継続可能なコンテンツを拡充させていく。
東京藝大が作成するイメージムービーも追加するなど、アプリ全体のバージョンアップを図る予定。また、この技術を利用した商品やサービスの開発、事業の展開などの社会実装も目指していくという。
同アプリの開発では、立命館大はTechnology(運動解析技術開発)、順天堂大はSports(運動監修)、東京藝大はArt(音楽監修)というそれぞれの研究者の強みを生かしながら、約1カ月という短期間で開発を進め、運動・トレーニングを点数や音楽表現に変換するシステムとして完成させた。
アプリ概要
名称:Biosignal Art
価格:無料
概要:アプリからの指示に従って実施する運動・トレーニングをいくつかのポイントに従って評価し、点数や音楽表現として変換する
動作環境:パソコンだけに対応(パソコンの内蔵カメラまたは外付けカメラが必要)
対応ブラウザ:Google Chromeだけ(順次、他のブラウザに対応させていく予定)
詳細
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