2020年8月3日
技術者や学生、企業向けの無償オンラインFPGA利用環境「ACRiルーム」開設
アダプティブコンピューティング研究推進体「ACRi」(アクリ)は、特定の用途に合わせたディジタル回路を実現するために使用する半導体デバイス「FPGA」の利用環境を無償で提供する「ACRiルーム」を、8月1日に開設した。
同ルームはオンラインで無償利用でき、東京工業大学構内に設置された100枚を超えるFPGAボードと開発用ソフトウェアにリモートからアクセスして利用する。
利用者は、日本国内でFPGAに興味のあるすべての人が対象で、「ACRiルーム」のウェブサイトから事前に利用予約すれば使用できる。初年度(2021年7月末まで)は1000人の利用を想定。
また、「ACRiルーム」の目的や使い方についてデモを交えて紹介する「ACRiルーム紹介ウェビナー」を、8月6日に開催する。
「ACRi」は、Adaptive Computing Research Initiativeの略で、今年4月に発足。4大学16社からなる、日本で初めて産学連携でのFPGAを活用する高性能なアダプティブコンピューティング・システムの開発とその設計を効率化するためのFPGA活用基盤の開発を行う研究推進体。
今回開設した「ACRiルーム」は、ACRiが推進する開発現場への支援活動の中心的なプログラム。現在、FPGAでの開発は一般的には広く浸透しておらず、利用環境もあまり知られていない。
「ACRiルーム」開設で、FPGAの活用を広く共有し、多くの業界の課題を解決することを目指す。大学・企業・個人を問わず、FPGAに関わる研究、教育、技術習得、検証評価など、様々な目的で利用することができる。
関連URL
最新ニュース
- Barbara Pool、渋谷区教委が小・中学校の探究を集約する「My探究」サイトを公開(2025年12月24日)
- 「マイナビ 2027年卒 インターンシップ・キャリア形成支援活動に関する企業調査」結果発表(2025年12月24日)
- 山形市、高校生のAI学習を支援する「ガバメントクラウドファンディング」開始(2025年12月24日)
- 「第11回関西教育ICT展」出展企業募集中 説明会動画を公開(2025年12月24日)
- 鎌倉女子大学短期大学部、授業の一部をオンデマンドで受けられる「DX時間割」来春導入(2025年12月24日)
- ドローンショー・ジャパン、高校生ドローンレーサー山本悠貴選手「WTW全国大会2025」2連覇(2025年12月24日)
- ユードム、小学生向けプログラミング大会「ユードムチャレンジカップ2025」に特別協賛(2025年12月24日)
- 丸文、AIコミュニケーションロボ「Kebbi Air」の教育市場への本格参入始動(2025年12月24日)
- SCC、全国の学生927人が参加した「アプリコンペ2025」の受賞作品を決定(2025年12月24日)
- Google for Education、「生成AIの『普段使い』で実現するこれからの教育現場」2月開催(2025年12月24日)











