2021年1月18日
コミュニケワーカー機構、熊本市教委のSNS活用した「心のケア相談」を公表
コミュニケーションワーカー支援機構は、SNSを使った子どもたちのメンタルヘルスケアの試みなどが注目されているなか、熊本市教育委員会が実施しているSNSを活用した心のケア相談「ほっとらいん」の取り組みを、15日に公表・紹介した。
同市教委が行っている「ほっとらいん」は、学校などから案内されたQRコードを読み取り、子どもたち自身がLINEから友だち追加して登録。
画面に出てくる6つのメニューには、専門心理カウンセラーに相談するトークや、電話・メール相談の場所を調べたり、いじめ・虐待などを教育委員会に知らせる機能がある。
なかでも「みんなに相談」は、自分の悩みを匿名で同世代に相談できるようになっており、登録している子どもたちは公開されている相談に回答できる。
また、サイト「こころまもる」では、「みんなに相談」に投稿された相談や回答を公開。相談のタグには「コロナやその影響について」もあり、子どもたちのコロナに関する不安も投稿されている。
2019年から始まった「ほっとらいん」は、同市教委が主宰し、事業の受託者であるエースチャイルド社がアプリを提供、同支援機構が管理している。(2020年12月28日以降質問回答はできず閲覧のみ)
昨年12月27日までに「みんなに相談」に投稿(公開)された相談数は274件、それに寄せられた回答は810件で、多くの子どもたちがこのSNS相談を積極的に利用している。
また、悩みを持つ子どもたち同士がともに励まし合い、助け合う「共助」の働きも起こり、コミュニケーションの育成に大きな成果が生まれているという。
□ 「みんなに相談」
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