2021年8月23日
22年卒学生、「新型コロナで就活が停滞した」が18ポイント減少=学情調べ=
学情は、2022年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生642人を対象に実施した、「新型コロナウイルスによる就職活動への影響に関する調査」の結果をまとめ、20日に発表した。
それによると、新型コロナによる就活への影響を聞いたところ、「友人や他の就活生の状況が分かりづらい」が39.6%で最多だった。
次いで、「リアルで説明会に参加する機会を得にくい」33.8%、「リアルでインターンシップに参加する機会を得られなかった」32.6%、「Web面接では熱意を伝えにくい」23.2%などが続いた。
インターンシップや説明会のオンライン化が進んだことで、リアルで同じ業界・企業を志望する学生同士が情報交換する機会が少なく、「他の就活生の状況が分かりにくい」「自分の立ち位置が分かりにくい」と感じる学生が多かったと推察される。
これまでの就活で苦労したこと、大変だったことを聞いたところ、「自分に合いそうな企業をどう探せばいいか」が47.0%で最多だった。
次いで回答を集めた「エントリーシートに記入する自己PRや志望動機等の文章を完成させること」41.3%は、昨年同時期と比較すると7.8ポイント増加した。
2022年卒学生は、実質的に就活が開始されるインターンシップ期間から、新型コロナの影響でリアルに情報収集する機会が限られていたため、企業理解や志望意欲醸成が難しかったことが背景にあるのではないかと推察される。
一方、「新型コロナの影響で就活が停滞したこと」との回答は4.4%に留まり、昨年同時期よりも18.0ポイント減少した。
企業が、WebセミナーやWeb面接も積極的に活用し、コロナ禍でもスムーズに採用活動を進めていることが、学生の就活の所感にも表れているといえる。
この調査は、2022年3月卒業(修了)予定で、新卒採用サイト「あさがくナビ2022」へのサイト来訪者を対象に、6月21日~30日にかけて、Web上でのアンケートという形で実施。有効回答数は642人。
関連URL
最新ニュース
- LINEヤフーとキラメックス、⾹川県と連携し県内のデータ・AI⼈材育成を⽀援(2024年4月26日)
- アデコ、「エンジニア・プログラマー」が初めて中学生男子が選ぶ「将来就きたい職業」の1位に(2024年4月26日)
- 小中学校のFAX、教諭の86%が月に1回以上利用するも、過半数が廃止に賛成 =アドビ調べ=(2024年4月26日)
- リスキリング理解度は高まるが社会人の約4割は学習意欲なし =ベネッセ調べ=(2024年4月26日)
- じゅけラボ予備校、「難関私立大vsその他私立大」現役合格者の勉強時間比較(2024年4月26日)
- 昇給を実施する企業は「魅力を感じる」の回答が9割超 =学情調べ =(2024年4月26日)
- 滋賀県立大学と山田進太郎D&I財団、中高生女子のSTEM人材育成に向け連携協定を締結(2024年4月26日)
- WHITE、日本経済大学と「教育革新パートナーシップ契約」を締結(2024年4月26日)
- みんがく、文京区立第九中学校にて全校生徒・教職員に向け「生成AIリテラシー講座」開催(2024年4月26日)
- ShoPro、世田谷区立小で「探究学習プログラムコンテンツ」使用した授業実施(2024年4月26日)