2021年11月2日
神奈川大学、4年間で最大880万円返還不要の奨学金を給付 全国22会場で給費生試験を実施
神奈川大学は12月19日に、返還不要の奨学金を給付するための「神奈川大学給費生試験」を全国22会場で実施する。同奨学金は4年間で最大880万円が給付される。
同大学の「給費生制度」は、1933年から実施している独自の奨学金制度。創設当初から、単に学生への経済支援を目的とするだけではなく、広く全国から優秀な人材を募り、その才能を育成することを目的としている。
給費生として入学する学生には、4年間で最大880万円、返還不要の奨学金を給付。入学金相当額の20万円を入学初年度に給付。その後は、文系学部は年額100~110万円、理工系学部は年額135万円、建築学部(2022年4月開設)は年額145万円を原則4年間給付する。さらに自宅外通学者には年額70万円の生活援助金を原則4年間給付する。4年間の給付に関しては、毎年継続審査を行っている。
同大学では、制度の利用希望者を対象に「神奈川大学給費生試験」を実施。今年度の試験日は、12月19日、合格発表は大学入学共通テスト前の1月12日を予定している。現役・既卒不問。推薦書も不要で、他の入試との併願も可能。
試験問題は2月の一般入試と同水準で標準的な3科目型で、一般入試対策をしていれば十分に対応できる問題が出題される。万が一、給費生として採用されなかった場合でも、2月の一般入試合格者と同等もしくはそれ以上の学力を有すると認められた受験生は、一般入試を免除して入学が許可される。受験会場は同大学の他、札幌・秋田・仙台・郡山・新潟・富山・長野・松本・甲府・水戸・高崎・さいたま・千葉・沼津・静岡・名古屋・大阪・広島・松山・福岡・那覇など全国22会場を用意する。出願期間は11月24日~12月2日(郵送消印有効)で、WEB登録と郵送で行う。
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