2023年2月14日
金融教育を受けた女性の約93%が「教育の早期化の必要性」を実感=ABCash Technologies 調べ=
ABCash Technologiesは13日、金融教育を受けた全国の20~60代の女性198人を対象に実施した、「お金に関する意識調査2023(金融教育編)」の結果をまとめ発表した。

それによると、「お金は何歳まで貯めたいか」と聞いたところ、「貯められる限り貯めたい」48.0%がダントツで多く、次に多かったのが「60代まで貯めたい」19.2%だった。金融教育を受けると、「貯蓄は一過性のものではなく、時間をかけて行うもの、また、習慣化することができるもの」ということを実感するようだ。

「貯金は何に使うためにしているのか」と尋ねたところ、「老後の資金」(166人)、「今後の生活費」(117人)、「投資(貯蓄)」(103人)がトップ3だった。金融教育を受け、将来ビジョンが明確になると、今使うお金ではなく将来使う資金、いわゆる生活防衛費を強く意識すると考えられる。

「お金はいくらまで貯めたいか」との質問には、「1000万円以上」65.2%がダントツで多く、以下、「801~1000万円」14.6%、「201~400万円」10.6%などが続いた。お金を貯めたい理由が趣味などの目的ではなく「将来の生活防衛費」のため、目標となる金額もやや高めになった。
「お金(金融)に対して、何歳で興味を持ったか」を聞いたところ、30代以上の回答者112人中、「20代で興味を持ち始めた」のが33人(29.5%)で、「お金を稼ぎ始める≠お金に興味を持つ」ということが言える。お金は生活に身近なものであるにも関わらず、意識し始めるのはやや遅い傾向がある。
また、同社の「ABCash」以外で金融教育を「受けたことがある」と回答したのは30.8%で、金融教育が身近になってきているようだ。
「金融教育を受けたことがある」と回答したのは、20代60.5%、30代58.8%、40代50.0%で、年齢と共にお金を身近な問題と捉え、自学する機会を求めていることが分かった。
金
融教育を受けた経験者の92.9%が、学生の時に授業で金融教育が学べていたら、今の生活が「もっと豊かになっている」と回答。「金融教育の早期化の必要性」を実感していた。
卒業してから間もない20代でも、91.0%が「金融教育の早期受講が生活に良い影響がある」ことを認識しており、実際に金融教育を受けたことで、より金融教育の必要性を強く実感していることが明らかになった。
また、金融リテラシーが高まることで、20代で65.5%、30代で78.3%、40代で74.3%が、「新たな道を模索し始めた」と回答。うち、20代で9.2%、30代で10.1%、40代で14.3%が、実際に転職・起業・移住など行動に移していることが分かった。
この調査は、同社のお金のトレーニングスタジオ「ABCash」の卒業生、または現在受講中の全国の20代~60代の女性を対象に、2022年12月19日~2023年1月6日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は198人(20代43.9%、30代34.8%、40代17.7%、50代以上3.6%)。
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