2023年3月22日
探究学習、95%の教員が「課題を感じている」=カタリバ調べ=
カタリバは20日、昨年12月から今年2月にかけて生徒たちの探究学習をサポートしている教員が感じている課題についてアンケート調査した結果を公表した。
同団体では、全国の教育支援団体や学校と連携し、実践型探究学習「全国高校生マイプロジェクト」の推進に取り組んでおり、同プロジェクトを自校で推進した全国の教員232名からアンケートの回答を得た。

それによると、探究学習の推進を担当している教員や生徒伴走にあたっている教員の95%が、探究学習の推進に関して「課題を感じている」と回答。特に1年目の学校では100%が「課題を感じている」と答えた。

特に課題と感じていることの具体例としては「授業案やカリキュラムの設計」「調べ学習で終わってしまう」「校内で探究学習への理解が広がらない」への回答が多く見られた。また、探究学習を推進している年数によって感じている課題に変化が見られた。

取り組みを始めて1年目の学校では、校内でどのように探究学習を位置づけて取り組んでいくのかといった、カリキュラム設計と組織・運営体制に関する課題を多く感じている一方で、年を追うごとに課題感が増していく傾向にあったのが、「外部との連携・協働」「調べ学習で終わってしまう」「進路との接続」「生徒が設定したテーマの知識・人脈がない」といった、生徒一人ひとりに個別最適化させた深い学びの実現に関する課題だった。特に「外部の連携・協働」に関しては、1年目と6年目以上で約20%増加しており、増加傾向が顕著に見られた。
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)













