2023年7月26日
探求学習、中学・高校教員の約6割が「教師の負担が大きい」と回答=カンコー学生服調べ=
カンコー学生服は25日、毎月最終火曜日に発信している調査レポート「カンコーホームルーム 」Vol.210で、全国の中学・高校の教員1400人を対象に実施した、「探究学習の課題に関する調査データ」の結果をまとめ発表した。

それによると、中学・高校の学校教育で、探究学習に取り組む必要性については、「とても必要」(中学校22.8%、高校20.3%)、「やや必要」(同50.2%、43.6%)という状況で、中学校は7割超、高校は6割超の教員が「探究学習は生徒にとって必要」と回答したが、高校では「全く必要ではない」という回答も約1割(11.7%)みられた。
探究学習が必要だと思う理由は、「キャリア発達に必要」「将来のことを多角的に学べる」「21世紀型スキルを身につけるため」といった社会に出てからの必要性を説く声がみられた。
また、「クラスだけでなく、学年全体で動ける機会だから」「協働研究などを通して、多様な考え方が身につく」など、周囲の人との意見交換や協働を通じて多角的に学びを深める機会という捉え方もあった。
一方、探究学習が必要だと思わない理由は、「準備が大変」「時間の余裕がない」「教材づくりが難しい」といった授業準備や教員への負担や、「調べ学習に終わる生徒が多い」「興味を持たない生徒が多い」など、生徒の取り組み状況やモチベーションの低さがあげられた。

また、中学・高校の教員が、探究学習の実施について困っていることや課題に感じていることを聞いたところ、「教師の負担が大きい」(同60.4%、57.6%)が最も多かった。
以下、「探究学習のテーマ・課題の設定」(同43.4%、41.5%)、「調べ学習で終わってしまう」(同40.1%、38.9%)、「生徒が主体的に取り組まない」(同26.7%、34.9%)、「生徒がテーマ・課題に興味を持たない」(同27.9%、30.3%)など、テーマ・課題設定や学習の進め方、生徒の主体性や意欲を高めることなどが課題の上位にあげられた。
この調査は、全国の中学・高校の教員1400人(中学校588人、高校812人)を対象に、6月にインターネットで実施した。
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