2023年9月22日
保育士採用、約55%の施設が「採用がしにくくなってきている」と回答=コドモン調べ=
コドモンは20日、「CoDMON」利用の保育施設に実施した、保育士採用に関するアンケートの結果を発表した。

保育士採用の近年の傾向については、「採用しにくくなってきている」が全体の55.2%と過半数を超え、前回調査時(2021年度)の56.7%とほぼ同じ。「採用しやすくなってきている」は9.0%で、前回の10.3%から減少。採用しにくい傾向がやや強まっている。

69.2%の施設が、直近3年以内に「保育士採用でうまくいかなかったケースがある」とし、さらなる採用手法の見直しや改善が求められるという。

2022年度採用は、41.7%の施設が、予定に対して遅れたと回答し、昨年より7.2ポイント増。新卒応募者がいない点と、労働条件(給与・福利厚生・働き方など)の魅力不足が主な理由。採用スケジュールが「予定より早まった」という回答は昨年度7.7%だったが、3.6%に減少した。

採用を行う上で苦労している点は、園の魅力の伝え方がわからない、が22.1%で最多。「面接の正しい進め方を知りたい」「追加の採用施策を検討したい」という声や、「現在の採用手法自体を見直したい」との回答もそれぞれ約20%で、課題に感じていることが浮き彫りになったという。
アンケート概要
調査対象:コドモンを利用する全国の保育施設
調査方法:メール案内、WEB回答方式
調査期間 : 7月18日(火) – 8月4日(金)
回答数: 357件
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