2023年12月26日
千葉大学、新たに「研究活動発表型飛び入学選抜」を2025年入試から導入
千葉大学は25日、2025年4月の入学者選抜から、研究発表と数学の基礎的なテストを組み合わせた新方式の選抜方法「研究活動発表型選抜」を導入すると発表した。
同学では1998年から、高校2年修了後に、1年早く大学に入学できる「飛び入学」制度(先進科学プログラム)を実施。「先進科学プログラム」は、早くから科学分野の専門的な勉強を進めることで、将来、独創性の豊かな科学者・研究者になり、世界に羽ばたく若者を育てる制度。
受験方法としては、方式I(物理や情報工学の独自の課題論述試験)、方式II(前期日程の個別学力検査利用)、方式III(国際物理または化学のオリンピック日本代表候補者を対象)および総合型選抜方式といった様々な選抜を実施している。
そして今回、方式Iの工学関連分野(工学部物質科学先進クラス)で、研究活動を行ってきた生徒を対象に、2025年4月入試から「研究活動発表型選抜」を導入することにした。
具体的な選抜方法は、①これまでに行ってきた研究に関する研究活動発表や面接で、研究者を目指すうえでの意欲、研究に関する素質、論理力や行動力などを評価する、②高校3年生までに習う数学の基礎に関するテストを通じて、大学で就学するための学力面をチェックする—というもの。
同方式で入学した場合、学部1年次から研究活動を行うことができる。また、工学部総合工学科物質科学コースでの3年生向け総合型選抜でも、2026年4月入学者選抜から類似の方法による選抜を実施する予定。
こうした新方式の入試概要説明と併せて、理学部、工学部、情報・データサイエンス学部、園芸学部および文学部への飛び入学に関して、中高生とその保護者を対象にしたオンライン説明会を、来年1月7日に開催する。
説明会の概要
開催日時:2024年1月7日(日)14:00~(受付開始13:30、所要時間60~90分程度)
開催方法:オンライン(Zoom)
対象:高校2年生以下、およびその保護者
主な内容:
①先進科学プログラム全体の紹介
②(新方式)研究活動発表型選抜について
③分野別説明
・物理学関連分野(理学部物理学科)
・化学関連分野(理学部化学科)
・生物学関連分野(理学部生物学科)
・工学関連分野(工学部総合工学科全コース)
・情報・データサイエンス関連分野(情報・データサイエンス学部)
・植物生命科学関連分野(園芸学部応用生命化学科)
・人間科学関連分野(文学部人文学科行動科学コース)
申込締切:2024年1月3日(水)
関連URL
最新ニュース
- 発達障がいの子どもの接し方「無意識のうちに保育士自身が差別しないこと」=明日香調べ=(2024年5月14日)
- マイナビ、「高校生のアルバイト調査(2024年)」を発表(2024年5月14日)
- 京都産業大学、全学的にPKSHA AI ヘルプデスク for Microsoft Teamsを導入(2024年5月14日)
- 芝浦工業大学、2024年4月学部入学者の女子比率が過去最高の26.6%に(2024年5月14日)
- 新潟県観光協会、教育旅行情報案内サイト「Egata」をオープン(2024年5月14日)
- 白鴎大学教職支援センター、「学び続ける教師のための教員研修リレー講座」スタート(2024年5月14日)
- 立命館、革新的な大学の世界コンソーシアム「Adobe Creative Campus」へ加入(2024年5月14日)
- 東京都市大学、社会人を対象リカレントプログラムに「動画のみ視聴コース」開設(2024年5月14日)
- 日本ディープラーニング協会、「第5回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2024」最優秀賞を発表(2024年5月14日)
- GMO、未来のプログラミング教育を共創する「コエテコEXPO」6月に3日間開催(2024年5月14日)