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2023年12月29日

AIUEO、「生成AI×教育」妄想アイデアオーディションの最終審査結果を発表

教育現場AI活用推進機構(AIUEO)は28日、トリプルアイズの協賛、学習塾と教育サービスをつなぐ一括資料請求サイト「エデュマッチ」、FindValueの運営協力のもと開催した「生成AI×教育」 妄想アイデアオーディションの最終審査結果を発表した。総応募数は302件だった。なお、今回のオーディションが講評だったため、第2回のコンテストも開催予定している(2024年2月頃)。

最終審査結果

【グランプリ大賞】 赤坂颯太さん
■空の飛び方
想像の翼を広げ、幼少期の夢を現実へと繋げるプラットフォーム
頭の中の妄想アイデアを書き込むとそのアイデアを実現するのに、必要なことが表示される。「空飛ぶ車」と打ち込んだのならば、「現状の車の技術はどこまで進んでいるのか」「空を飛ぶための航空工学の入り口」「飛行機の現在の技術状況」「磁力で浮く方法」などの技術的なことやそれに類するSF作品などが表示される。
頭の中に浮かんだぼんやりとした妄想を現実的に考えるための学問の入り口になるサービスである。

【部門別優秀賞】
子どもの学びワクワク部門:菅野真唯さん
■その世界に入るボタンがある小説
国語が苦手な生徒が作者の意図が読み取れないという課題を解決するサービス
小説の最後にボタンがあり、自分が気になるシーンに入ることができる。
実際にその世界に入ることで、想像できなかった世界が広がる。
第三者として登場人物と触れ合い、「ここの文はこの意味だったのか」といった照らし合わせができ、より詳しく知ることもできる。

先生ハッピー部門:岡田晃さん
■子供の強み発見器
子供の強みや弱みを理解し、先生が教えたり、対応しやすくなるためのサービス
子供のあらゆる情報、画像、動画、紙資料、筆跡、アンケート、作文などにより、子どもの分析をする。
集まった膨大データをふまえ、AIとのやりとりから子どもの強み、弱みを判別する。
子どもの得意なことを伸ばし、それを活かした指導方法の参考できる。

家庭・地域キヅナ部門:庄司陽介さん
■もうひとつの日本をつくる!
子どもが政治に関心を持つきっかけとなるサービス
もうひとつの日本があると仮定して、少数意見や、インフルエンサーが言っていることを実行すればどんな日本になるかをシュミレーションする。
生徒はメタバース上で独自の政策で選挙してその政策を実行する。
このプロセスを通じて、政治が社会に与える影響や未来について考えるきっかけとなるサービスである。

審査員特別賞:石橋健次さん
■ジキルとハイド:すっきりくん
学校と保護者の良好なコミュニケーションを阻害する負の感情をAI の技術で解消するサービス
保護者はAIに自分の感情を伝えることで考えを整理する。
AIは保護者の不安や憤りをサンドバックのように受け止め、適切なアドバイスや励ましの言葉を返し、保護者の意向を効果的に学校に伝えるための仲介者のような機能を果たす。
保護者の感情的な障壁を和らげ、保護者達の集団心理による理性の喪失を防ぐ。
保護者と学校間のコミュニケーションを円滑にし、両者の感情的な負担を軽減するためのAIベースのツール。

<審査員>
炭谷俊樹 氏(神戸情報大学院大学 学長/ラーンネット・グローバルスクール代表)
太田賢 氏(宮城大学 教授)
安井政樹 氏(札幌国際大学 准教授)
片渕博哉氏(株式会社トリプルアイズ 技術本部執行役員)

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