2024年1月31日
APC、遠隔講義システムを使った「体験型AI講座の実証授業」を東海大で実施
APCは、東海大学人文学部人文学科の斉藤雅樹教授(学科長)と連携して、同大の学生らを対象に、遠隔講義システムを使用した「体験型AI講座の実証授業」を行った。
両者は以前から、「科学技術振興機構」(JST)の未来社会創造事業の1つとして、入浴データの収集・解析で入浴事故による死者を減らすことを目的にした「Yu-Naviプロジェクト」を立上げ、「不適切な水浴」防止システムやデバイスの開発を協働で行い、それに関する共同特許を取得するなど、産学共同研究を実施してきた。
今回、斉藤教授から「一般教養の講義の中でAI技術に関する内容を盛り込みたい」との依頼があり、まずは同教授のゼミに参加している同大の学生を対象に、AI教育講座を実施することにした。
実証授業は、1月25日に、同社の大分開発センターから、同大静岡キャンパス内にいる人文学科1・2年生、海洋文明学科3・4年生と教員に向けて、同社が開発した遠隔講義システムを使った体験型AI講座を実施。
講義内容は、同社のAI教育講座パッケージ「AIミネルバNovice」で扱っている内容(AI概要:全135分)を1コマ100分以内に収まるようにカスタマイズしたもので、学生らは「AIとは」「データの重要性」「深層学習」について、座学で学んだあと、実際に画像認識AIを作成するまでの一連のプロセスの中から「判別する」ことを体験した。
参加した学生からは、「AIの学習の仕組みを知る良い機会になった。人間の学習の仕組みと似ており、自分自身の学びの技術向上へのヒントにもなった」「AIも間違えることについて、実際に体験をしたことで、なぜ間違えるのか、間違えてしまう仕組みを具体的に学ぶことができた」などの声が寄せられた。
AIミネルバNoviceは、体験型講義を通じて、画像認識AIの作成や深層学習の仕組みを学生にも分かりやすく、基礎から実践までAIに関して体系的に学ぶことができる。また、「考える」「伝える」ということを公式として覚え、反復的にクイズを解くことで、自分自身で公式の構成要素の特徴を抽出して、法則性を導き出すことで「考え方・伝え方」を習得していく。
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