2024年5月13日
不登校児童生徒のオンライン学習支援サービス「カゼマチ」、活動を開始
我が子の不登校を経験した元中学校長が設立した、不登校児童生徒のオンライン学習支援サービス「カゼマチ」が、5月からサポート活動を開始した。

カゼマチ代表の渡部正嗣氏は、不登校の娘が幸せに暮らしている一方で、教え子の自死を経験したことなどから、自らの教育観を不登校支援という形で具現化することを決意。今年3月に中学校長を含めた35年間の教職を辞し、島根・隠岐の島を拠点にしたカゼマチを立ち上げた。
カゼマチの特徴は、学び直しのための「ホームスクーリング」。テキストに沿った解説動画でいつでもどこでも自分のペースで学ぶことができ、家庭だけでなく、継続的な教科学習が難しい別室登校やフリースクールでも活用できる。学校に行かない子どもたちが自己肯定感を高め、未来に向かって羽ばたこうとする意欲と自信を育むためのサポートを行う。
ホームスクーリングは、インターネット環境があれば、いつでもどこでも自分のペースで教科学習を進めることができ、学年をさかのぼって分かるところから学び直すこともできる。また、学校の授業では教師の話は通常1度だけしか聞けないが、カゼマチは全ての問題に準備された詳しい解説動画を何度でも繰り返し視聴できる。
2教科を選んで学習する「2教科コース」と、全ての教科に対応する「5教科コース」があり、それぞれに基礎コースと標準コースが設けられている。オンライン学習なので、中学生が小学校の学年を選んで勉強しても、周りの目を気にしなくていい。
対象は小3~中3までの不登校児童生徒だが、勉強が原因で学校を休みがちな子どもや、学び直しを希望する16歳以上にも対応する。
また、保護者サポートでは、無料オンライン相談(月2回)、保護者同士でのオンライン交流、オフライン交流なども実施。学校との関係づくりサポートでは、保護者と学校が気持ちよく連携できるように、ミスコミュニケーションが起こらないよう橋渡しをする。
「カゼマチ」概要
設立:5月1日(水)
所在地:島根県隠岐郡隠岐の島町
代表者:渡部正嗣(わたなべまさし)氏
事業内容:不登校児童生徒の学習支援および保護者支援
問合せe-mail:kazemachi2024@gmail.com
関連URL
最新ニュース
- 全国の学校施設づくり関係者と文科省がフラットにつながる「CO-SHA Slack コミュニティ」始動(2025年12月19日)
- eスタジアム、和歌山県主催・第2回「和歌山県高校eスポーツ選手権2026」に参画(2025年12月19日)
- 習い事や学習塾、8割以上の親が「子どもの成長につながった」と実感 =イー・ラーニング研究所調べ=(2025年12月19日)
- 子どもの新年の目標・抱負、8割以上の親が「達成のために助言や手助けをした」=栄光ゼミ調べ=(2025年12月19日)
- Biz Hits、理系出身者に聞いた「理系におすすめの職業」ランキング(2025年12月19日)
- デジタルハリウッド、neoAIと共同開発した壁打ちチューターAI「Ututor」が「生成AI大賞2025」優秀賞受賞(2025年12月19日)
- FC今治高校×三菱電機、「未来の理系人財」育成プロジェクトで共創ワークショップ開催(2025年12月19日)
- ARI、長岡技術科学大学でAIを使いこなす視点を学ぶ「キャリア形成研修」実施(2025年12月19日)
- 日本数学検定協会、「すらら国際デジタル算数/数学コンテスト2025」に数検3級から8級の英語版の問題提供(2025年12月19日)
- わけわけ、子どもの我流プログラミングを本物の教養へ変える「ゲームクリエイター探究講座」オンライン説明会開催(2025年12月19日)











