2024年7月17日
「第8回高校生科学教育大賞」、最優秀校は京都府立桂高等学校に決定
ハイテク情報普及会は16日、「第8回高校生科学教育大賞」の最優秀校に、京都府立桂高等学校の「原種『フジバカマ』の茎頂培養によるウイルス除去と養液システムの構築」が選ばれたと発表した。
同会は、「植物バイオテクノロジー」と「持続可能な農業」について高校生が深く考えるきっかけを提供することを目的に、高校生科学教育大賞を2017年に創設。支援対象となる科学教育活動を公募し、採択校にはその活動費用として1校につき最大100万円の支援を行っている。
第8回となる今年は全国の高等学校から17件の応募があり、各校から提出された申請書類に基づき厳正な審査を重ねた結果、最優秀賞には京都府立桂高等学校の「原種『フジバカマ』の茎頂培養によるウイルス除去と養液システムの構築」が選ばれ、活動資金として申請金額の全額である80万円が給付された。
秋の七草のひとつであるフジバカマが全滅寸前種であることから、ウイルスフリー株を作出して原種を保存することを目標とした研究で、生物多様性や地域社会への大きな貢献が期待される。また、得られたウイルスフリー株を簡易的に養液栽培できるシステムの構築や、一般市民への普及活動が考案されている点も高く評価された。
また、特別優秀賞に選ばれた広島県立西条農業高等学校の「遺伝子の発現の変化と関連づけて高温ストレス耐性をもつチンゲンサイの品種を創出する」には25万円、優秀賞の岡山県立高松農業高等学校「茎頂培養による和薄荷優良苗の育種と増殖並びにその活用と普及に関する研究」、栃木県立那須拓陽高等学校「植物間コミュニケーションによるダイズの生育の変化」には、それぞれ20万円の活動支援金が給付された。
関連URL
最新ニュース
- 日野市、電子図書館を活用し、子どもの読書や学習の支援を強化(2024年9月13日)
- 島根県、教員採用「特別選考試験」および「一般選考試験」を10月20日に実施(2024年9月13日)
- AI型ドリル搭載教材「ラインズeライブラリアドバンス」兵庫県三木市の全小中学校に一斉導入(2024年9月13日)
- 東京都、中小企業従業員の研修経費助成「スキルアップ支援」の申請受付中(2024年9月13日)
- 「マイナビ 2026年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(8月)」発表(2024年9月13日)
- 最も利用されている英語学習サービスは「オンライン英会話」 =「ミツカル英会話」調べ=(2024年9月13日)
- 大妻女子大学と千代田区がデータサイエンス分野の向上に関する連携協定を締結(2024年9月13日)
- 「TechTrain」、ソフトウェアエンジニアの必須スキルが学べる「Git入門編」提供(2024年9月13日)
- パナソニックコネクト、女子中高生向けSTEM領域の職場体験プログラムに参画(2024年9月13日)
- ポリグロッツ、オンラインフォーラム「AI時代の英語授業DX」を21日開催(2024年9月13日)