2025年9月2日
部活と勉強の両立、半数の保護者が「悩んだ経験あり」=プラスワン調べ=
プラスワンは1日、同社が運営する「塾探しの窓口」が、部活・習い事と教育サービスの両方を利用したことがある全国の保護者422人を対象に実施した、「両立で悩んだ点や打開のために工夫したポイントを探るアンケート調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、部活・習い事をしながら教育サービスを利用した際に、両立に悩んだ経験の有無を聞いたところ、半数以上の保護者が、「部活や習い事と教育サービスの両立に困った経験がある」と回答した。
興味深いのは、利用した教育サービスの種類によって、「両立に悩んだ」回答に差がある点。両立に悩んだとの回答が最も多かったのは、「集団指導塾」56.6%だった。集団指導塾は、授業の曜日・時間帯が固定で、塾に決定権がある。授業に参加できなくても、別の日に授業を受けることができない。急なスケジュール変更があった際などに授業を受けられず、結果的に両立に悩んだ人が多いと考えられる。
次いで多かったのが、「個別指導塾」40.9%。授業を受ける曜日も時間も自由というイメージがあるかもしれないが、実際は好きな時間に行って勉強できる「完全に自由な受講形態の個別指導塾」は、ほとんどない。原則的に、授業の曜日・時間は固定で、授業の曜日・時間を、家庭の都合に合わせて選べる余地がある点が、集団指導塾との違い。
一方で、「オンライン塾」「オンライン家庭教師」といったオンライン指導は、両立に悩む保護者が8.8%と、10%を切る結果となった。オンライン指導は、講師の都合がつけば、授業の日時にかなりの融通を利かせられる。空いている時間に授業を入れやすく、両立に悩む保護者も少なかったと考えられる。
注目できるのは、「通信教育」「タブレット学習」。オンライン指導より多い、17.6%の保護者が両立に悩んでいた。自宅で、いつでも気軽に学べる自由度と利便性が特徴だが、強制力がないため、「子どもが結局やらない」という結果になりやすいようだ。受講している以上は進めてほしい保護者と、面倒でやる気にならない子どもの態度が対立し、あげく、両立に悩む結果になったと考えられる。

また、「部活や習い事と教育サービスの両立に悩んだ経験がある」と回答した保護者に、困った場面を具体的に尋ねたところ、「それぞれに取り組む時間の確保が難しい」62.3%と、「子どもが疲れてしまい、続けられない」46.6%が、どの教育サービスを利用した保護者の回答でも、回答率1位・2位を占めており、時間の確保と体力面の問題が、両立を阻む2大要因と考えて良さそうだ。
ただ、注意したいのは、「スケジュール調整が煩雑」37.6%、「すべての取り組みが中途半端に」26.7%といった、声になりにくく目立たない困りごと。部活・習い事と教育サービスのスケジュール調整は保護者の役割になりやすく、「子どものスケジュール調整が精神的な負担になった」との声も寄せられた。
また、「どれも頑張っていたようだが、結局どれもが中途半端になった」「教育サービスを活用しきれず、成績が伸び悩んだ」などの声も聞かれた。

「両立を実現するためにどのような工夫をしたか」を尋ねたところ、最も多かったのは「時間節約のため、極力送迎した」39.7%で、以下、「塾の授業振替サービスを活用した」26.2%、「朝や隙間時間を活用させた」25.1%、「それぞれを別の曜日に入れた」23.0%、「時間の使い方をアドバイスし、工夫させた」23.0%などが続いた。
また、11.1%の回答を集めた「時短で行動できる工夫」には、弁当を持たせるといったケースが含まれ、習い事から塾に移動する場合に、一度自宅に戻って食事をとる時間を節約するために、弁当を持たせるといった工夫をしている保護者もいた。
結果を見ると、「送迎」「激励」「工夫の提案」など、保護者のサポートなくしては実現しえない項目が並んでいるのが分かる。両立が必要な場面では、子ども自身の意欲や自己管理力を育てる関わりと同時に、保護者も「最後まで支え切れるか」考える姿勢が大切だと考えられる。
この調査は、子どもに教育サービスを利用させた経験がある全国の保護者(30~50代男女)を対象に、7月~8月にかけてインターネットで実施した。有効回答数は422人。
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