2025年9月3日
熊本大学、特別支援教育に関わる教師の仕事をサポートするAIチャットボットWebで公開
熊本大学大学院教育学研究科の本吉大介准教授らの研究グループは1日、特別支援教育に関わる教師の仕事をサポートするツールとしてAIチャットボットを開発し、YU-tech AI Solutionへチャットボットの権利をライセンスし、同社のウェブ上で公開した。
特別支援教育は、子ども一人ひとりの特徴やニーズに応じた教育を実施するために、個々の教育課程編成、個別の指導計画などの書類作成、それぞれの子どもの特性に応じた授業・教材の準備・専門知識・技術を身につけるための研修など、さまざまな取り組みが必要となる。しかしながら、特別支援教育の対象となる子どもの増加、教員不足などを背景に、対応が難しくなってきている状況がある。
そこで、これら特有の業務を支援し、業務効率化と専門性の向上を両立することを目指してテクノロジーを応用した研究を推進し、授業計画や学習指導案などをともに考えてくれるAIチャットボットの開発に至った。チャットボットを使用できるWebサイトは口コミで広がり、月間1万回以上のアクセスがあり、生成AIを使うことでの業務効率化が実感されている様子という。
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