2026年7月6日
No Company、約9割の就活生が人気企業の選考を辞退 「人気企業=志望企業」ではない実態
No Companyは2日、2023年4月~2026年4月に新卒入社した新卒・第二新卒社員を対象に実施した、「ナビサイトなどの就職企業人気ランキングの影響度と入社前後のギャップ」をテーマとした最新の意識調査の結果を発表した。
タイムパフォーマンスを重視し、AIレコメンドやSNS検索を活用して企業研究を行う現代の若者において、「知名度やランキングを上げれば優秀層を獲得できる」という従来の採用手法は見直しを迫られている。
同レポートでは、若者の意思決定が「企業の人気」から「自分との適合性」へと移行している実態を調査。企業が発信する情報と求職者が知りたい情報とのギャップ、採用活動において求められる新たなコミュニケーションのあり方について、調査結果をもとに考察している。
それによると、就活生の企業選びは、人気ランキングや知名度を起点としたものから、「自分に合うかどうか」を重視するものへと変化している。就職企業人気ランキングを「知らなかった」と回答した学生が最多となる一方、企業の採用サイトや大学のキャリアセンターなど、自分に合う企業を見極めるための情報源が重視されていた。
また、ランキング上位企業へエントリーした学生のうち、約9割が選考途中で「志望度低下」または「辞退」を経験していた。知名度や人気によって母集団形成はできても、それだけでは学生の意思決定を支えられなくなっている。

志望度が下がった理由として多く挙げられたのは、「説明が抽象的で働く姿が見えなかった」「自分とカルチャーが合わないと感じた」などの項目だった。また、約7割の学生が企業の採用情報に対して「良いことばかりで本音が見えない」と感じている。若者が求めているのは、制度や理念ではなく、現場のリアルや組織の日常が見える一次情報。
入社後にギャップを感じる要因の上位は、「人間関係」「組織カルチャー」「暗黙ルール」だった。採用活動で十分に伝えられていない企業の日常や価値観が、早期離職の要因にもなっている。これからの採用に求められるのは、知名度向上ではなく、採用プロセス全体を通じて、企業のリアルを一貫して伝える情報設計といえる。
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