2026年10月2日
小学生親子696組に「ほめ方」を調査 =進研ゼミ 小学講座 調べ=
ベネッセコーポレーションは9月30日、同社が提供する通信教育講座「進研ゼミ 小学講座」が、小学3~6年生の親子696組を対象に実施した、家庭でのコミュニケーションに関する調査 結果から、家庭でほめる際の難しさを「目線」「言葉」「時間」の3つに整理し公開した。

それによると、「お子さまのよいところや成長を、できるだけ言葉にして伝えたいと思いますか」と聞いたところ、「とてもそう思う」が72.6%、「まあそう思う」が25.1%となり、合わせて97.7%にのぼった。また、「結果だけでなく、努力したことも伝えたい」についても、「とてもそう思う」「まあそう思う」を合わせて98.6%となり、多くの保護者が結果だけではなく、努力や過程を認めたいと考えていることがわかった。
一方、実際の声かけでは、71.7%が「ほめる前に、できていない点が目につく」、61.4%が「ほめようと思っていても、注意や小言から入ってしまう」と回答。「ほめたい」という思いは強い一方で、実際には「できていないところ」に目が向いてしまうという、保護者の理想と現実のギャップが見えてきた。

「お子さまを注意したり叱ったりした後に、『本当は別の言い方をしたかった』と思うことはありますか」と聞いたところ、「よくある」が39.4%、「ときどきある」が45.1%となり、合わせて84.5%となった。 また、普段の子どもへの声かけについては、「注意・指摘することのほうがやや多い」が33.6%、「かなり多い」が20.7%となり、合わせて54.3%が、ほめることより注意・指摘のほうが多いと回答している。
子どもの成長を願っているからこそ、「もっとこうしてほしい」「ここを直してほしい」と考え、注意が先に出てしまう。そうした保護者の葛藤がうかがえる。

次に、子どもをほめるときに感じることについて聞いたところ、68.2%が「『すごいね』『がんばったね』など、同じ言葉ばかりになる」と回答した。また、54.3%が「自分のほめ方が正しいのか、自信がない」と回答している。多くの保護者が、ほめること自体だけでなく、「何を、どのように言葉にすればよいのか」に難しさを感じていることがわかる。

子どもたちに「おうちの人にほめてもらうとき、どんな言い方がよいですか」と聞いたところ、最多は、「『ここがよかったね』と、よかったところを言ってほしい」43%。続いて、「『がんばったね』と、できたことだけでなく、がんばっているところもほめ
てほしい」42.5%となった。一方、「『よくできたね』と、できた結果をほめてほしい」は26.7%だった。

子どもたちに、家の人からほめられたときにどのように感じるかを聞いたところ、「うれしい」と回答した割合は94.5%だった。さらに、82.7%が「自分のことを見てくれていると思う」、71.7%が「自分に自信がつく」、79.5%が「またやってみようと思う」、80.3%が「ほめられたことを、もう一度がんばろうと思う」と回答している。「ほめる」ことは単に子どもを喜ばせるだけでなく、「自分を見てもらえている」という感覚や、次の行動への意欲につながっていることがうかがえる。

次に、保護者に子どもをほめたいと思っていても起こることを聞いたところ、82.6%が「子どもが頑張っている場面を、直接見られないことがある」と回答した。また、70.1%が「頑張りに気づいても、その場ですぐに声をかけられないことがある」、58.3%が「あとでほめようと思っているうちに、タイミングを逃してしまうことがある」と回答。子どもの努力や成長をほめたいと思っていても、家庭だけですべての頑張りを見ることには難しさがある。

「家庭だけでは見つけきれないお子さまの努力や変化を、家庭以外の大人が継続して見つけ、ほめてくれることに価値があると思いますか」と聞いたところ、「とても価値があると思う」が72.7%、「まあ価値があると思う」が24.9%となり、合わせて97.6%となった。
また、今の時代に必要だと思う子どもへの接し方として、「結果だけでなく、取り組んだ過程を具体的に伝える」は97%、「前回からの小さな変化や成長を伝える」は97.7%、「頑張ったことに気づいたとき、できるだけタイミングを逃さず伝える」は97.3%が「とても必要だと思う」「まあ必要だと思う」と回答した。
さらに、赤ペン先生が答案の結果だけでなく、努力の過程や成長、できている点を見つけ、一人ひとりに手書きのコメントを添えていることを説明したうえで、その「ほめ方」が今の子どもや家庭に役立つと思うかを聞いたところ、90.2%が「役立つと思う」と回答した。
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