2014年4月25日
東京都教委/理数教育の実践事例100校分を公開
東京都教育委員会は22日、理数教育の推進を目的に設置した理数フロンティア校の「実践事例集」を公開した。
東京都教委は、東京都理数教育振興施策検討委員会の協議結果を受け、2013年度から「理数フロンティア校」を設置。
理数教育に先進的に取り組み、地域の中核的な役割を担う、都内の公立小学校50校、中学校50校を指定した。指定期間は2年。
指定校では、効果的な教材や指導方法の開発、理科や算数・数学の公開授業、理数教育イベントの開催、教員への研修などを実施した。
事例集では、参加した100校の実践内容、成果などを報告。ICTを活用した事例も多数紹介されている。
武蔵野市立第三中学校では、ICT機器を活用してイカの解剖の手順を動画で見せながら説明。身近な自然現象や自然界に存在する法則性について、映像や図・写真を多数使うことで、生徒の理解を深めることができたという。
新宿区立津久戸小学校では、6年生の「土地のつくりと変化」の授業で、スマートフォンアプリやICT機器などを効果的に使用し、生徒が土地の変化を考察できるような教材などを開発。開発した教材や指導方法を実践することで、児童は実感を持ちながら理解を深めることができたと報告している。
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