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2017年4月10日
企業の教育研修担当者の6割が「VR導入」に意欲
デジタル・ナレッジが運営するeラーニング戦略研究所は7日、全国の企業の教育研修担当者100人を対象に、VRの教育利用の現状と課題についてアンケート調査を実施した調査報告書を公開した。
それによると、「VRを教育研修に導入している」と答えたのはわずか1%だったが、「導入したい」「導入を検討したい」は6割を占め、「今後も導入するつもりはない」17%を大きく上回った。
とくに飲食・宿泊、金融、情報通信業、大企業やeラーニング研修を実施している企業において導入意欲が高い傾向がみられた。
企業教育におけるVR活用の最大のポイントは、バーチャル空間の没入感の中で実体験に極めて近い体験をすることで、従来の研修では難しかった「経験値」を積める点だという。
経験が重要でありながらその機会を得にくかったコミュニケーション研修、クレーム対応や危険講習、災害対策、費用が掛かる技術習得などで、仮想現実の中で何度も繰り返しトレーニングを重ね、いざというときのスムーズな対応や短期間でのスキル習得に生かすことができるVRの特長や効果に対する企業側の期待が読み取れるアンケート結果となった。
一方で、VR導入の課題も明らかになったという。
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