2017年7月28日
「電子書籍ビジネス調査報告書2017」5年後に3500億円市場へ
インプレス総合研究所は、新産業調査レポート「電子書籍ビジネス調査報告書2017」を31日に発売する。それに先駆け、27日に一部の調査結果を発表した。
同調査は、通信事業者・出版社・電子書籍ストア・取次事業者・ポータルサイト・コンテンツプロバイダーなどの主要な電子書籍関連事業者へのヒアリング調査、ユーザーへのアンケート調査などを分析したもので、2003年に第1号を発行以来、今年で15年目を迎える。
それによると、2016年度の電子書籍市場規模は前年比24.7%増の1976億円、電子雑誌市場規模は前年比24.8%増の302億円と推計される。電子書籍市場は今後も拡大基調で、2021年には3120億円となり、電子雑誌市場規模440億円と合わせた電子出版市場は3560億円程度になると予測される。
2016年度の電子コミック市場規模は、前年度から340億円増加の1617億円で、市場の8割を占めた。モバイルユーザーに対して電子書籍の利用率を調査したところ、有料の電子書籍利用率は昨年から1.1ポイント増の17.6%となった。また、有料電子書籍利用者の月額課金制読み放題サービスの利用率は17.5%で、「利用したい」「興味はある」まで合わせると58.0%となる。
2016年度の無料マンガアプリ広告市場は78億円、引き続き拡大が見込まれ、2017年度には101億円に拡大すると予測される。無料マンガアプリの利用頻度は「1日に1回以上」が32.7%、「週に1回以上」は67.4%と高い結果となっており、利用頻度は昨年度調査よりも高まっている。
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)














