2017年11月13日
英語能力、日本は80カ国中37位と依然として低迷
イー・エフ・エデュケーション・ファースト(EF Education First)・ジャパンは10日、語学能力評価基準CEFR(セファール)に準拠したEF EPI英語能力指数(EF English Proficiency Index)の2017年版報告書に基づき、非英語圏各国の英語力レベルの世界ランキングを発表した。
今年で7回目となる「EF EPI英語能力指数報告書」は、調査対象国が前年度より7カ国増え、世界80カ国、100万人以上の英語学習者(18歳以上)の無料英語能力測定テストEF SETのデータを用いて作成された。
それによると、世界ランキングでは前年に続いてオランダが 1 位。北欧3カ国(スウェーデン、デンマーク、ノルウェー)がそれに続いた。トップ10にヨーロッパ諸国がひしめくなか、シンガポールが5位にランクアップ(2016年6位)。また初参加の南アフリカが 8 位にランクインした。
日本の順位は、昨年11月に発表された「2016年EF EPI報告書」の順位(72カ国中35位)から2位ランクダウンし、80カ国中37位で、能力レベルの分布では「低い英語能力」の位置となった。
また、EF EPIスコアはほぼ横這いの+0.65ポイントとなり、スコア下落が顕著だった昨年より挽回はしたものの、7年連続で日本人の英語能力レベルは低下。
都市別の動向では、東京都が昨年に続き最も高い指数54.81を示すものの、昨年より1.37ポイント下落。一方、横浜市は昨年より1.34ポイント伸び52.86をマークし、関東地域の数値が下落傾向の中、都市別では最も高い伸びを示した。英語能力レベルも「低い」から「標準的」へと改善した。
アジア諸国で最もランキングの高い国は、昨年に続きシンガポール(80カ国中5位)。EF EPIスコアでも、シンガポールは+2.51ポイントと昨年よりさらに大きく伸び、著しい上昇を続けている。
関連URL
最新ニュース
- CFC、「能登半島地震で被災した子どもの学び実態調査」の結果を発表(2024年11月22日)
- 親が選ぶ子どもに通わせたいプログラミング教育の条件とは? =「プロリア プログラミング」調べ=(2024年11月22日)
- ザクティ、長野県池田工業高校の遠隔臨場体験でウェアラブルカメラが活躍(2024年11月22日)
- 北九州市立大学、高校生向けテクノロジ・イノベーション教育事業「GEEKKイニシアチブ」を開始(2024年11月22日)
- ICT CONNECT21、水曜サロン 安藤昇氏「生成AIで変わる教育の未来」12月4日開催(2024年11月22日)
- 朝日出版社、デジタル・文法指導セミナー「CNN Workbook Seminar 2024」大阪・福岡で開催(2024年11月22日)
- 「未来の学習コンテンツEXPO 2024(冬期)」12月25日開催 企業の協賛案内を開始(2024年11月22日)
- キャスタリア、「ケニアの教育とICTの未来を考える特別セミナー」を開催(2024年11月22日)
- Mulabo!、小学5・6年生対象「親子でプログラミングを体験しよう!」12月横浜で開催(2024年11月22日)
- 教育プラットフォーム「Classi」、「学習トレーニング」機能内に動画を搭載(2024年11月22日)