2018年2月27日
私立高校約3割がタブレット1台以上配備済、「1人1台配備」は昨年より倍増
旺文社は、高等学校におけるICT機器・サービスの導入状況と活用の実態を調査、26日、その分析結果を公開した。
調査は全国の国立、私立高等学校を対象に12月下旬から1月中旬にかけて行われ、1238校の回答が得られた。
それによると、タブレット型PCを1台以上導入している高等学校の割合は33.0%となり、昨年の29.6%から微増した。タブレット型PC導入校のうち、「生徒1人に1台配備」している高等学校の割合は16.9%となり昨年度調査結果8.6%から倍増、今後タブレット型PCの導入予定がある高等学校でも、半数近くが「生徒1人に1台配備」を見込んでいる。
タブレット型PC導入校に端末の活用状況について訊ねたところ、44.9%が「活用できていない」と回答。中でも課題として挙げられたのは、昨年度に引き続き「教員の活用スキルの引き上げ」が最も多い結果となった。
また、現在どのようなICT機器を導入しているかを調べたところ、最も多い回答は、昨年同様「電子黒板・プロジェクター」73.3%となった。生徒自身が使用する機器については、61.9%が据え置きタイプのPC (デスクトップ型) を、58.7%が持ち運び可能なPC (ノート型・タブレット型の合計) を導入していると答えている。
一方、ネットワーク環境の整備状況について調べたところ、エリアの大小に限らず「無線でのネットワークを使用できる」と答えた高等学校の割合は合計で44.9%にとどまり、持ち運び可能なICT機器をネットワークにつなげて活用できる環境の構築にはまだ課題のあることが窺えた。
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