2021年12月2日
iTeachers TV Vol.299 北海道美深高等養護学校 加藤章芳 先生(後編)
iTeachersとiTeachers Academyは1日、iTeachers TV Vol.29 北海道美深高等養護学校の加藤章芳 先生による「日本最北の高等支援学校でのICT活用(後編)」を公開した。
高等支援学校では“働く”という動機付けやマナーの観点から、「ICTによる支援ツールが本当に必要なのか」という意見が強くあったという。しかし、知的・発達障がいの特性として、知識が断片的になりやすかったり、抽象的な表現の理解の難しさがある。授業でのICT活用は、そうした認知の差を埋めるためのツールとしての役割があるという。また、プログラミング教育は、”プログラミング”という行為そのものの学習もさることながら、コミュニケーションや人間関係の形成を促す自立活動の指導にも繋がるのではないか。後編では、知的・発達障がいを有する生徒たちに対して行ってきた実践を紹介。知識・技能を中心とする授業展開から、思考・判断・表現する力を育成するための授業へ移行していくためのツールとして、ICT活用やプログラミング教育の実践事例を共有する。
加藤先生は、赴任以来8年間、情報教育とネットワークを担当。2019年度からは学校CIO(最高情報責任者)を務める。主にICT機器の導入や管理、校内のICT研修や教員のサポートに従事。「支援技術」としてのICT活用に力を入れている。Microsoft Innovative Educator Expert(2017-2022)、Google Certified Educator(Lv1&Lv2)、e-ATC(福祉情報技術コーディネータ3級)、ISF(情報セキュリティ初級)認定(2018)。
後半の「教育ICTなんでも3ミニッツ」。今回は、同志社中学校の反田 任 先生による「Keynoteのライブビデオを活用する」。
反田先生は、EdTech Promotions Manager(ICT教育推進担当)。2014年度からOne to One での iPad 導入や Wi-Fi ネットワークの構築を進めてきた。担当教科は 「英語」。ICTを活用しながら、知識、語学力、思考力、コミュニケーション能力をつける発信型の英語教育をめざしている。Apple Distinguished Educator Class of 2015, Intel Teach マスターティーチャー。
□ 日本最北の高等支援学校でのICT活用(前編)
最新ニュース
- 母親・父親がが通信教育で子どもに身につけてほしいもの =小学館集英社プロダクション調べ=(2025年2月26日)
- 中学受験は「塾・予備校」、高校・大学受験は「自力学習」=CCCMKホールディングス調べ=(2025年2月26日)
- 中高生の塾の掛け持ちを約15%の保護者が検討=塾選調べ=(2025年2月26日)
- 教育ネット、児童生徒向け「生成AI活用チェックリスト」を作成(2025年2月26日)
- 未踏、小中高生クリエータ支援プログラム「2025年度 未踏ジュニア」の募集開始(2025年2月26日)
- ソフトバンクロボ、東京デザインテクノロジー専門校に「プログラミングカリキュラム」提供(2025年2月26日)
- 芝浦工業大学、教職員の事務作業低減のためNotionを活用 教育・研究時間の増大へ(2025年2月26日)
- テックワークス×北海道科学大学 「デジタル装具手帳」アプリを共同開発(2025年2月26日)
- 個別教育支援システム「uniSQUAREぴこっと」、恵庭市で不登校支援の実証実験を開始(2025年2月26日)
- チューリンガム、KADOKAWAドワンゴ情報工科学院でWeb3講座開催(2025年2月26日)