2026年3月27日
福島・矢吹町、「スポーツ×デジタル振興プロジェクト」実証事業の成果を公表
福島県矢吹町は26日、「矢吹町スポーツ×デジタル振興プロジェクト」の令和7年度実証事業(2026年1月〜3月)の成果を公表した。
スポーツ庁「スポまち!長官表彰2023」(福島県初)を受賞した同プロジェクトは、今年度から地域おこし協力隊・森崇氏(教員・ITエンジニア・トレーナーの複合キャリアを持つ)が現場を牽引。グループレッスン・企業向けヘルスケア・ジュニアアスリート支援の3事業を通じて延べ約120人が参加し、参加者満足度90%以上・運動意識変化率100%を達成した。
今年度は、成人・高齢者を対象にした機能改善グループレッスンを、2026年2〜3月にかけて複数回実施。AI姿勢分析システム「シセイカルテ」(カルティクラウド)とInBody体組成計を組み合わせ、参加者一人ひとりの身体の状態を数値で確認できるようにしたのが同プログラム最大の特徴。
また、子ども用の屋内運動場「未来くるやぶき」を特別に活用し、安心安全に運動ができること、子ども向けの遊具を一部活用することで、様々な動作ができるようにプログラムを設計した。
働き世代の健康支援として、今年度から新たに「企業訪問型」のヘルスケアプログラムを試験的に実施。企業へトレーナーが出向き、InBody体組成測定とAI姿勢分析を行なった。健康診断以外の機会に自分の身体の状態を詳しく把握することが難しい働き世代に対して、職場という身近な場所でアプローチする今回のモデルは、地方企業の健康経営支援の1つの形として機能することが確認できた。
さらに、矢吹中学校(サッカー部・陸上競技部の1〜2年生)と、福島県立光南高校(女子ハンドボール部・女子バレーボール部の合同)を対象に、プロ・トップアスリートの指導経験を持つトレーナーが運動指導を実施。矢吹中では計4回、光南高では1回の指導を行なった。
3年目となる今年度の最大の特徴は、AI姿勢分析(シセイカルテ)を新たに導入したことで、これまで実施してきた体力測定・InBody体組成測定と合わせた3種のデジタルデータが初めて揃い、一人ひとりの身体の状態をより多角的に把握できる環境が整った。測定回数を重ねるごとに、生徒が自分の体について自発的に話すようになる場面が生まれており、データが指導者と生徒の対話のきっかけとして機能することが確認できた。
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