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2020年10月16日

1人1台端末と電子黒板で実現するインクルーシブな学び

GIGAスクールが抱える課題とこれからの学びの可能性

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GIGAスクール構想によって日本の学校のICT環境が急ピッチで整えられようとしている。新型コロナウイルスによる一斉休校を経験したことで、ICT導入に対する国や自治体の動きも活発化。教育現場には一気にデジタル化の波が押し寄せてきた。一方、タブレットやPCの導入自体が目的化してしまっていることへの懸念の声も少なくない。GIGAスクール構想による環境整備を前に、いま現場でどんなことが問題となっているのか。特別支援教育におけるICT活用の先駆者である海老沢穣教諭に話を聞いた。

海老沢 穣 教諭(東京都立石神井特別支援学校)

先生用の端末がない? GIGAスクールが抱える課題とは

まず挙げられるのが教員用の端末の問題です。GIGAスクールの予算で整備されるのはあくまで児童・生徒用の端末。各自治体で用意しなかった場合には、子供たちに1人1台の端末が届いても教員が授業で使える端末がないという状況が生まれる可能性があります。

GIGAスクールで児童・生徒に整備される1人1台端末

セキュリティの観点から校務用と授業用のネットワークが分かれている自治体が多いと思います。校務用の端末が配備されたとしても、教室に持ち込んで授業で使うことはルール上すぐにできない自治体や学校が多いのではないでしょうか。教員用の端末が用意されない学校で、これまでICTを使った授業をあまりしてこなかった場合には、とても困った状況が生まれることが予想されます。

例えば、生徒用に「Chromebook」が導入される学校で、いままでに「Chromebook」を使った経験がある先生はほんの一握りではないでしょうか。これでは「Chromebook」でどんなことができるのか、授業でどう活用すればいいのかイメージが持てません。いざ児童・生徒用に配備されても、教員が活用へのイメージを持てず、従来型の授業が続いてしまうことも考えられます。

クラウド活用を阻むルール面でのハードル

セキュリティと学習者中心の学びとのバランスが大切

もう1つはセキュリティポリシーやルールの問題です。特に授業でクラウドを活用しようとすると相当ハードルが高くなることが予想されます。例えば、クラウド上に個人情報を入力してはいけないとなると、授業での活用はかなり制約され、子供たちも自分のファイルや投稿がすぐに確認できません。教員もどの児童・生徒の投稿かを、数字によるIDと氏名の対応表を確認しないとわからないといった状況が生まれてしまいます。

個人情報を保護することはとても大切なことですが、クラウドを活用する上での制限がありすぎると、子供たちが文房具のように端末を使いこなすことが難しくなってしまいます。ICTを最大限活用した学習者中心の学びを実現するには、まだまだ超えなければならないハードルがいくつもあると考えています。

まずは視覚的に見せる!特別支援教育におけるICT活用

特別支援教育におけるICT活用には、「個々の障害や困難に合わせた活用」と「授業における活用」という2つの側面があります。身体に障害のある子にとってICTは本当に欠かせないツールとなっています。例えば、弱視の子がタブレットで文字を拡大して読んだり、発語がなかなかできない子がコミュニケーションに活用したり。テクノロジーがあるからこそ可能になる部分は大きいです。

授業における活用では、電子黒板やプロジェクターといった大型提示装置を使うことの効果は大きく、本校でも多くの教員が様々な授業で行うようになってきました。子供たちから見てもわかりやすいようで、「視覚的に見せること」は授業の理解を深める上でも有効です。また、「表現のツール」としてICTを活用することで、言葉では見えてこなかったその子の内面を見える化するという活用にはとても可能性を感じています。

知的障害のある子供たちの教育では、具体物や具体的な操作を伴った活動をベースに、「身近なもの」を使って授業を行なってきた歴史があります。「身近なもの」だとどうしても題材に制約が出てしまいますが、ICTを使えば学びのテーマを広げることができます。私もいま、総合的な学習の時間に「世界の学習」という授業をしていますが、スライドや動画でテーマへのイメージをもつことができるようになり、従来より様々な授業の可能性が広がってきています。

視覚的に見せることで学びの可能性が広がる

また最近では、授業の様子を写真に撮っておいて、次の授業の最初にスライドショーで見せるようにしています。すると子供たちは「ああ、これやった」と前の週にやったことをすぐに思い出すことができます。また、友達の様子がわかるというのも大切です。授業中、作業に没頭していると友達の様子が目に入らないケースも多いのですが、「だれだれ君、こんなことやってたんだ」と写真を見ることで理解できるようになりました。

GIGAスクールによって1人1台端末の環境が実現したとしても、まずは大型提示装置を使って「視覚的に大きく映し出す」というのはICT活用の基本ですし、最も効果が実感できる活用法だと言えます。無線でタブレット上の教材をぱっと投影できるシンプルな電子黒板が教室に1台あると、授業での活用の幅が大きく広がるのではないでしょうか。

ICTによる個別最適化がインクルーシブな教育をつくる

1人1台環境が実現されることで、子供たちの特性に合わせたカスタマイズができるようになります。例えば、文章のフォントのサイズや色、書体を自分が見やすいものに変えることができるわけです。ディスレクシアの子などは、明朝体だと読めなくても、フォントを本人にとって見やすいものにすることで読めるようになるケースもあります。

いままでこういった子たちは「勉強ができない」「やる気がない」と見られてしまいがちでした。また周りの声によって子供たち自身も「自分はできないんだ」と思い込んでしまうケースがありました。1人1台の端末があれば、自分が一番学びやすい形に変えることが可能になります。これはどの子にも学びへの可能性が広がる「個別最適化」につながると考えています。

障害のある子もない子も一緒に学べる学校へ

また、個別最適化された学習によって知識のインプットを短時間で終えれば、そこで生まれた時間を使って「プロジェクト型学習」ができるようになります。「この教科のこの学習をしなくてはいけない」という一斉学習だと、どうしてもついていくのが難しい子もいるでしょう。でも「プロジェクト型学習」であれば、障害のある子もない子もそれぞれの強みを生かして一緒に学ぶことのできる可能性が生まれてきます。

本来は、さまざまな子がいる中でこそ得られる学びがあり、その先にある社会も多様性を前提にしたものが目指されていかなくてはなりません。これまでの日本の教育は、一斉授業の枠におさまらない子に別の環境を用意するという形で進んできました。そのことによって障害や多様性が見えにくくなっているのではないかと思います。GIGAスクールによって1人1台端末という環境が実現することで学びそのものが変わっていき、私たちが目指すべき社会のように、学校という場が多様性を実現する日がやってくることを願っています。

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#製品プロフィール
<製品紹介>
インクルーシブ電子黒板「MIRAI TOUCH」(ミライタッチ)

あらゆる子供たちがアクティブに参加できる教育の場を創造する「インクルーシブ電子黒板」。マルチOS対応ワイヤレスミラーリングソフトを搭載し、GIGAスクール端末との接続が即可能。また、「Zoom」アプリが標準インストールされており、オンライン授業でも活躍します。
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