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2016年8月1日
TISと阪大石黒研究室がAIと人の対話シナリオで共同研究
TISと、TISが出資しているエルブズは29日、大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻 知能ロボット学研究室(石黒研究室)と、AI(人工知能)と人の対話シナリオに関する研究を共同で開始したと発表した。
今回の共同研究では、石黒研究室の得意分野であるヒューマンロボットインタラクション(人間とロボットやエージェントにおける相互作用技術)の研究実績と、TISの戦略技術センターで実施してきた自然言語処理の研究実績および実装技術を組み合わせ、エルブズが開発を進めている「社会性エージェント(Agents of Socialization)」技術を活用した高齢者向けコミュニケーションツールのプロトタイプを作成する。
共同研究では、このプロトタイプを使用して「人間がロボットやエージェントと社会環境を含めどのように係っていけるか」や「ロボットやエージェントとコミュニケーションを円滑に行えるか」の検証を行う。
さらに、その研究成果を、エルブズの高齢者向けコミュニケーションツールの実証実験に活用し、利用者の生の声をフィードバックさせることで、より完成度の高い「社会性エージェント」の実現を目指す。
TISでは、ロボットやエージェントと人間の役割を明確にして相互に作用しあう係り方が今後のAI活用の重要な要素であり、様々なエンタープライズシステムとAIを連携させる際には、今回の共同研究の成果が活用できると考えているという。今回の石黒研究室との共同研究で、「ロボットやエージェントとの役割」をより明確にすることで、効果的なAIとエンタープライズシステムの連携を目指す。
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