2022年5月26日
KLab×九州大学、「機械学習を用いた新しいゲーム体験の創出」をテーマに共同研究
Klabは25日、九州大学「情報基盤研究開発センター附属汎オミクス計測・計算科学センター」と、「機械学習を用いた新しいゲーム体験の創出」についての共同研究を開始すると発表した。
同社と同学「櫻井大督研究室」は、2021年3月から約1年間にわたって、機械学習を用いたリズムアクションゲームの譜面制作支援システムについて共同研究を実施。
同学のスーパーコンピュータ「ITO」を使って譜面生成モデルを改良し、既存の論文で報告されている最高精度を約10%上回るなどの成果を得た。今年度は、さらに発展した研究を進めるべく、新しいゲーム体験の創出に焦点をあてた共同研究を行う。
研究テーマ「機械学習を用いた新たなゲーム体験の創出」では、より変化に富んだ楽しいゲーム体験を提供するために、ゲームAIに機械学習を導入する技術を開発。共同研究では、これらの性質を備えた機械学習手法を開発することを目指し、社内で開発中のデモアプリに搭載して効果を検証する。
プレイヤーとともに上達するNPC(ノンプレイヤーキャラクター)や、それぞれのユーザーに違った雰囲気で話しかけるキャラクターなど、ユーザーのゲーム体験を豊かにするAIの形は様々で、AIにはモバイル端末で動作するための高速性も求められる。
今回の共同研究では、これらを一貫した方法で扱える数理モデルと機械学習アルゴリズムの開発を目指す。これにより、一人ひとりのユーザーにあわせた、何度遊んでも新鮮なゲーム体験が実現できる。
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