2014年6月13日
シュプリンガー・ジャパン/日本の研究者の約半数が「電子書籍の利用経験あり」
シュプリンガー・ジャパンは10日、日本の研究者を対象に、電子書籍(英文学術書の電子版)に関する認知度と利用行動調査を実施し、「イーブック白書」として電子書籍の利用実態を発表した。
電子書籍の利用についてその経験の有無を尋ねたところ、49%が「利用経験がある」と回答。そのうち、“紙の書籍に比べ電子書籍をどう思うか”という質問に対し、「紙の書籍の方が良い」と回答したのは11%にとどまり、81%が電子書籍を支持した。
“今後電子書籍を利用したいか”という問いには、92%が「利用したい」と回答し、大多数が電子書籍の利用を前向きに考えていることがわかった。
“モバイルデバイスを利用して学術文献を利用したことがあるか”という設問には、スマートフォンやタブレットなどのモバイル所有者のうち73%が「利用したことがある」と回答。
また、“今後1年間にモバイルデバイスで学術文献を利用したいか”との設問には、非所有者も含め全体の84% が「利用したい」と回答しており、デバイスの普及とともに利用の増大が予想される結果となった。
調査概要
対 象:大学・企業・病院などの研究開発機関で研究に携わる研究者、教員、学生
方 法:Webサイト、Eメール、学術関連の展示会場などでのアンケート
期 間:2013年3月1日~11月30日
有効回答数:1174名
問い合わせ先
シュプリンガー・ジャパン
market@springer.jp
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