2014年8月28日
ベネッセ/子ども向け、英語でプログラミングを学ぶワークショップが盛況
ベネッセホールディングスは27日、「著者大学」会員向けのキッズプログラミングワークショップ「スクラッチジュニアではじめる親子ですくすくプログラミング」Englishコースと日本語コースを東京・銀座のセミナー&カフェスペース「GATCAFE」で開催した。
午前中のEnglishコースには、5歳から小学4年程度までの子どもとその保護者など17名が参加。猫のキャラクターなどをプログラミングによって動かして物語を作り上げる創造的な活動を行い、その後一人ひとりが作品のプレゼンを行った。
ワークショップ講師はチェリービットの橋爪香織代表、進行役は神林サリー講師が務めた。
プログラミングのためのアプリは、「ScratchJr(スクラッチジュニア)」を使用した。これは、MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボが開発したiPadアプリ。5歳から小学生の子どもがプログラミングを通して理論的思考力や問題解決力が身につけられるようなインターフェイスとして再設計されている。
ワークショップでは、ScratchJrの使い方の解説などすべての進行が英語で行われた。英語を使った講義には、キャラクターを動かすためのプログラムを組む中で英語の基本動詞を使うことで、体験とマッチした英語力の定着を図るといった狙いがあるという。
まず、神林講師がスクラッチジュニアの使い方を英語で指導。スクラッチには、Walk、move、jumpといった基本的な動きの情報を記述したボタンがあり、それらを使ってキャラクターの動作を組み立てる。
子どもたちは英語に臆することもなく、またドラック&ドロップもお手のもので、画面に指をあててすいすいと操作を進めていく。それぞれの画面の中の猫のキャラクターには、道を歩き、家に入り、ジャンプするというように、次々と動作や音などがつけられていった。
作品を仕上げた後は作品発表の時間。事前に神林講師が、“SHOW&TELL”用の定型文を紹介したこともあり、子どもたちは自分の作品を丁寧にプレゼンテーションした。
終了後、参加した子どもと保護者にワークショップについて尋ねたところ、「3年生の子どもには最適な内容だった」。また、「プログラミングでは英語を扱うことが必須となることもあり、どちらもが自然に学べるこうした催しは一石二鳥だと感じた」と語った。
ベネッセでは、好評により、キッズプログラミングワークショップの第2弾の開催を進めている。次回の「スクラッチジュニアではじめる親子ですくすくプログラミング」Englishコースと日本語コースは、9月28日(日)開催の予定。
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