2015年3月27日
文科省/ICT活用で情報活用能力向上 調査結果
文部科学省は24日、小・中学生を対象にコンピュータを使った情報活用能力調査を実施し、その結果を公表した。
児童生徒の情報活用能力について把握、分析し、指導の改善や充実を図る目的で、2013年10月から2014年1月にかけて行ったもの。
児童生徒の情報活用能力に関する傾向として、小学生については、「整理された情報を読み取ることはできるが、複数のウェブページから目的に応じて特定の情報を見つけ出し、関連付けることに課題がある。また、情報を整理し、解釈することや受け手の状況に応じて情報発信することに課題がある」としている。
中学生については、「整理された情報を読み取ることはできるが、複数のウェブページから目的に応じて特定の情報を見つけ出し、関連付けることに課題がある。また、一覧表示された情報を整理・解釈することはできるが、複数ウェブページの情報を整理・解釈することや受け手の状況に応じて情報発信することに課題がある」としている。
また、情報活用能力調査結果の上位の学校群の傾向として、上位の学校群の教員は下位の学校群と比べ、「児童生徒に自分の考えを表現させる」「児童生徒に情報を整理させる」「児童生徒に情報手段の特性に応じた伝達及び円滑なコミュニケーションを行わせる」ような授業を実施する頻度が高いとした。
さらに、上位の学校群の児童生徒は下位の学校群と比べ、「情報を収集すること」「表やグラフを作成すること」「発表するためのスライドや資料を作成すること」といったようなICT活用をしている頻度が高い傾向にあるとした。
調査概要
対象:小学校第5学年児童(116校 3343人)/中学校第2学年生徒(104校 3338人)※層化2段クラスター(集落)抽出調査
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問い合わせ先
文部科学省 生涯学習政策局情報教育課
電 話:03-5253-4111
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