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2015年6月3日
京都大学/タブレットや手書きツール使い、持ち帰り学習のデータ分析するプロジェクト開始
京都大学学術情報メディアセンターは2日、京都市教育委員会と連携し、1人1台のタブレット端末を活用した持ち帰り学習の教育モデルを構築するために、大量の学習データから生徒の学びの変化を検証する実証研究「京都ICT教育モデル構築プロジェクト」を開始したと発表した。
プロジェクトでは、京都市立西京高等学校附属中学校(3クラス120名)で、日々の自宅学習の記録や、デジタル小テストの結果などの学習データを分析し、指導に活用する「テーラーメイド学習」の確立を目指す。
プロジェクトの開始にあたり、日本マイクロソフト、NECなどが協力パートナーとして連携。学習データ分析に活用するデジタル小テストシステムなどをはじめ、生徒が利用するタブレット端末、電子黒板、クラウドプラットフォームといったICT環境整備も提供する。
プロジェクト発表会で説明した京都大学学術情報メディアセンターの美濃導彦教授は「プロジェクトでは、持ち帰り学習でデジタルペンを使い手書きで回答させる。学習のデータ化というと答えが正しいか間違っているかという結果を収集するものが一般的だが、今回は手書きツールの特性を活かして、答えを出すまでの“時間経過”や“手順”、“書き直し”など、結果に至るまでの過程を記録することができる。そのデータを分析することで生徒の学習の仕方や学習内容を分析し、一人ひとりの個性や状況に合わせた“テーラーメイド学習”の確率に役立てたい」と、これまでに無い取り組みであると語った。
今後、教育関係者などに向けた公開授業の実施や、実証研究成果の公表を予定している。その第一弾として、12日に公開授業を実施する。
公開授業 概要
日 時:2015年6月12月(金)14:20~ ※6限を公開
場 所:京都市立西京高等学校附属中学校
申込み:同校Webサイトから申込用紙をダウンロードしてメールで申し込む
西京高等学校附属中学校Webサイト
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