2015年7月21日
シマンテック/8割の保護者、子供のオンライン行動を把握していないと回答
シマンテックは、セキュリティソフト「ノートン」の消費者調査「ノートン オンライン調査 子どもの安全なインターネット利用」を16日に発表した。
2015年4月から5月に、日本全国の消費者1020人を対象に行われたインターネットセキュリティについての調査。調査対象のうち577人の子供を持つ保護者に対して、子供のインターネット利用状況に対する保護者の理解と関与について調べたもの。
調査によると、保護者の88%が子供のオンライン行動を正確には把握していないことが明らかになった。また、多くの場合、子供のインターネット利用は子供の自由に委ねられており、危険も混在しているインターネット上の様々な問題などについても、子供との話し合いも行われていないことがわかった。
インターネットを利用するにあたり、保護者が子供と話し合ったことがある人は45%で、半数以下という結果となった。話したことがある内容の上位は、「性に関する話題を避けること(45%)」「ソーシャルメディア上のプライバシー設定を利用すること(43%)」「インターネット上で使う言葉に注意すること(40%)」となった。
また、ネットいじめについての調査では、66%の保護者が、自分の子供がネットいじめにあったことがないと答えており、実際にネットいじめにあったことがあると回答した人はわずか3%となった。反面、32%の保護者は、子供がネットいじめにあったことがあるかどうかわからないと回答。
シマンテックは、保護者の大多数が子供のインターネット活動を正確には把握していないという結果を鑑みると、隠れたネットいじめにさらされている可能性も否定はできないとしている。
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