2016年3月2日
CTCの復興支援活動から生まれた電子黒板アプリを無料提供
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は1日、授業での使いやすさを重視した電子黒板アプリ「iTouch(イタッチ)」のiOS版を開発したと発表した。3月中に、iPad向けアプリ「miyagiTouch(ミヤギタッチ)」として、App Storeで無料提供を開始する予定。
「iTouch」は、宮城教育大学安藤研究室と岩沼小学校が共同で2012年に開発したAndroid向けの電子黒板アプリ。タブレット端末をつなぐだけで大型ディスプレイを電子黒板として使用することができる。
たとえば、画像ファイルの掲出や、タブレット端末のカメラを使用して撮影したノートをディスプレイに映し出し、手書きでの書き込みを行いながらクラス全員で情報共有を図ることができる。
また、児童が授業に集中することを妨げないように、あえて多機能にはせず、スムーズな操作性を実現しているという。
CTCは、東日本大震災後、復興支援のためのボランティア休暇制度の拡充や社員向けのツアーの実施、岩沼小学校でのプログラミング教室の開催などの社会貢献活動を行ってきた。
今回、その活動の一環として「iTouch」のiOS版アプリ「miyagiTouch」を開発。ユーザーエクスペリエンスデザインの手法を使い、より直観的にわかり、操作しやすいように改良したという。
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