2016年12月9日
教育関連業者の倒産が過去最高ペースに、帝国データバンク調査
帝国データバンクが8日に発表した調査結果では、2016年の教育関連業者の倒産は77件と過去最高に迫るペースになっていることが明らかになった。
今回の調査では、2000年~2016年(1月~11月)の期間、負債が1000万円以上の法的整理を対象に、学校法人、塾や予備校、語学・資格取得スクールなど、教育関連業者の倒産動向について分析した。
それによると、2016年の教育関連業者の倒産は77件発生しており、2000年以降で最多の2009年(93件)に迫るペースで推移していることが分かった。
倒産した77件をみると、業種別では「学習塾」が構成比で40.3%と最も多く、次いで「資格取得スクール」の14.3%、「音楽教室」の7.8%と続いた。帝国データバンクは、少子化や大手との競合で経営環境の厳しさが浮き彫りとなったとしている。
また、2016年の負債総額は35億9700万円となり、既に前年を上回っている。少子化や大手との競合を要因とする負債5000万円未満の小規模業者の倒産が目立っている。
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